「河内晩柑」という柑橘を食べたことがありますか?私は八百屋で働いているのですが、お客さんから「この時期の柑橘ってどれがおいしいの?」と聞かれることがあるんです。春の柑橘って種類が多くてどれがおいしいのかよくわからないという方は多くいると思います。
そこで今回は春の柑橘の一つ「河内晩柑」のことをみなんさにもっと知っていただきたく、特徴、取り寄せ方法、選び方、保存方法を紹介します。
河内晩柑とは


河内晩柑は熊本県の河内村という場所で、発見された品種です。
河内晩柑は地域によって呼び方が多様で「ジューシーフルーツ」「ジューシーオレンジ」「天草晩柑」「美生柑」「宇和ゴールド」「ハーブ柑」「灘オレンジ」「夏文旦」などの呼び方があり、みなさんもこの中のどれかは目にしたことがあるのではないでしょうか。
河内晩柑の特徴


河内晩柑の大きさは200〜500gと幅があります。色はレモンのような明るい黄色です。
糖度は11度とそこそこ高く、酸味もほどよくあり、爽やかな味わいの柑橘です。
「和製グレープフルーツ」と呼ばれたりもしますが、薄皮(じょうのう膜)をしっかり取り除いて食べると、グレープフルーツのような苦味はほとんどないため、子供でも食べやすい品種だと思います。
河内晩柑は最近人気の出てきた「せとか」や「デコポン」のような濃厚な甘味という感じではなく、どちらかというと「八朔」や「甘夏」系でそれの苦味をほとんどなくしたような爽やか系の味なので、甘すぎる柑橘が苦手な方やサッパリしたい気分のときにおすすめな品種です。
河内晩柑の取り寄せ方法


河内晩柑は、時期になると多くのスーパーで販売していると思いますが、小規模のお店だと品揃えをしていないかもしれません。
ネットだと4〜7月であれ
スーパーだと収穫から数日経過している場合がありますが、農家さんから直接購入する河内晩柑は鮮度が良くおいしいので、騙されたと思って1度試して頂けると嬉しいです。
また、Amazonでも購入できるので、気になる方は「河内晩柑の販売ページ
河内晩柑の食べ方


河内晩柑をそのまま食べるときは、以下の方法で行うのがおすすめです。
1.頭とお尻の皮を切り落とす


2.手で皮をむく
3.1粒ずつに分ける
4.包丁でじょうのうに切り込みを入れて手でむく
5.お皿に盛り付ける
色々試してみましたが、個人的にこの方法が一番楽でした。
薄皮(じょうのう膜)は食べることができますが、苦味が苦手な方はむいた方が無難においしく頂くことができます。
河内晩柑はそのまま食べるだけでもおいしいですし、サイダーに入れて河内晩柑スカッシュにしてもおいしいです。
また、河内晩柑は甘味が控えめなのでサラダにトッピングしてもおいしく頂くことができます。
ぜひ色々試してみてくださいね。
河内晩柑の選び方


河内晩柑の選び方を紹介します。
- 皮にハリとツヤがある
- ヘタが鮮やかな緑色
- ずしっと重量感がある
河内晩柑の皮に注目


鮮度の良い河内晩柑を選ぶときは、最初に「皮の状態」をチェックしましょう。
河内晩柑の皮は鮮度が落ちてくるとツヤがなくなってくるので、皮にしっかりハリ、ツヤがあるものを選びましょう。
河内晩柑のヘタに注目


次に、河内晩柑の「ヘタの状態」に注目しましょう。
鮮度の良い河内晩柑のヘタは緑色ですが、収穫から時間が経過すると、枯れて黒ずんだり、茶色くなってきます。そのようなものは避けて新鮮な状態のものを買うことをおすすめします。
河内晩柑の重さに注目


最後に河内晩柑を持って「重さ」を確認してください。
どの柑橘にも言えることですが、河内晩柑は収穫から時間が経つと、水分が抜けて軽くなっていきます。
鮮度の良い河内晩柑はズッシリと重量感があり、果汁たっぷりジューシーでおいしいので、持ち比べてより重みのある河内晩柑を選ぶようにしましょう。
河内晩柑の保存方法


河内晩柑を保存するときは、風通しの良い冷暗所が基本になります。
ただ、少しでも長持ちさせたい場合や、室温が高い場合は、冷蔵庫で保存しましょう。
次に、冷蔵保存の手順を紹介します。
- 新聞紙につつむ
- ポリ袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室に入れる
この方法で冷蔵保存した河内晩柑の保存期間は約1週間です。
河内晩柑をたくさん食べて


今回は「河内晩柑の特徴、取り寄せ方、選び方、保存方法」を紹介しました。
この記事を参考にして河内晩柑をたくさん食べていただけると嬉しいです。
ちなみに、その他私が好きな柑橘は「はまさき」「紅まどんな」「せとか」です。
他にも柑橘については、他の品種も色々紹介しているので、気になる方は他の記事も読んでみてくださいね。






\ ブックマーク推奨 /
コメント