「おいしい八朔を見分けれるようになりたい。選び方のポイントが知りたい。」
今回はこんな要望に答えていきます。
この記事で学べること
- 八朔の特徴がわかる
- 農家直送で八朔を取寄せる方法がわかる
- まずい八朔を避ける選び方がわかる
八朔とは
八朔は日本原産の柑橘で江戸時代に広島県で発見された品種です。
名前の由来は「八朔(八月朔日=8月1日のこと)には食べられる」と言われたことから明治時代に八朔と名付けられたと言われています。
八朔の特徴
八朔の果皮は鮮やかなオレンジ色をしており、果肉も果皮に近い色をしています。
重さは300〜400g程度で、柑橘の中では比較的大きい方です。八朔の皮は厚めなので、女性やお子様は手でむくのは大変かもしれません。
近年人気のある柑橘は「せとか」や「デコポン」など甘くて酸味が少ないものが多く、それらと比べると八朔は酸味や苦味が強い柑橘といえます。ただ風味や香りがよいので、個人的には好きな柑橘の一つに入ります。
八朔はよく「甘夏」と比較されますが、八朔の方が酸味や苦味が強い印象です。甘すぎる柑橘が苦手な方、爽やかな酸味と苦味を楽しみたい方には八朔はおすすめの柑橘です。
八朔を農家から直接取り寄せる方法
鮮度抜群でおいしい八朔を農家から直接取り寄せる方法を紹介します。
スーパーで買っても良いのですが、お店だと古く鮮度の悪い八朔が陳列されていることもよくあります。
また、農家さんによって、栽培方法が違っていたりして、糖度の乗りが違います。
その点、農家直送で購入する場合は、直送なので鮮度はほぼ間違いないですし、私の経験上味も良いものばかりです。
気になる方は産地直送の八朔をチェックしてみてくださいね。
八朔の食べ方
八朔はそのまま食べてもおいしいのですが、マーマレードやサラダの具として食べてもおいしく頂けます。
八朔をそのまま食べるときは、以下の方法で行うのがおすすめです。
1.頭とお尻の皮を切り落とす
2.頭側の切り口に十字の切り込みを入れる
3.手で皮をむく
4.1粒ずつに分ける
5.包丁でじょうのうに切り込みを入れて手でむく
6.お皿に盛り付ける
色々試してみましたが、個人的にこの方法が一番楽でした。
買って食べてみたけど、八朔の苦味がきつくて食べられないときは、砂糖や練乳をかけたり、バニラアイスにトッピングして食べると食べやすくなりますよ。
八朔の選び方
おいしい八朔を見分けるときは、下のポイントをおさえて選びましょう。
- 皮にハリとツヤがある
- 皮の色が濃い
- ヘタが鮮やかな緑色
- ずしっと重量感がある
鮮度の良い八朔を選ぶときは、最初に「皮の状態」をチェックしましょう。
八朔の皮は鮮度が落ちてくるとツヤがなくなってくるので、皮にしっかりハリ、ツヤがあるものを選びましょう。
また、農家さんいわく皮の色が濃いものの方が味が良いそうです。
次に、八朔の「ヘタの状態」に注目しましょう。
鮮度の良い八朔のヘタは緑色ですが、収穫から時間が経過すると、枯れて黒ずんだり、茶色くなってきます。そのような八朔は避けて新鮮な状態のものを買うことをおすすめします。
最後に八朔を持って「重さ」を確認してください。
どの柑橘にも言えることですが、八朔は収穫から時間が経つと、水分が抜けて軽くなっていきます。
鮮度の良い八朔はズッシリと重量感があり、果汁たっぷりでおいしいので、持ち比べてより重みのある八朔を選ぶようにしましょう。
八朔の保存方法
八朔を保存するときは、風通しの良い冷暗所が基本になります。
ただ、少しでも長持ちさせたい場合や、室温が高い場合は、冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵保存の手順を紹介します。
- 新聞紙につつむ
- ポリ袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室に入れる
この方法で冷蔵保存した八朔の保存期間は約1週間です。
八朔をたくさん食べて
今回は「八朔の特徴、取り寄せ方、選び方、保存方法」を紹介しました。
この記事を参考にして八朔をたくさん食べていただけると嬉しいです。
この時期私が好きな柑橘は「はまさき」「紅まどんな」「せとか」です。
他にも柑橘については、他の品種も色々紹介しているので、気になる方は他の記事も読んでみてくださいね。
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