「セミノール」という柑橘を食べたことがありますか?セミノールと聞くとその名前から「輸入フルーツ?」と思われがちですが、日本でも栽培されている柑橘です。4月に入るとほとんどの柑橘は旬を過ぎて食味が落ちてしまいます。そんな中、セミノールは4〜5月が旬でこの時期おすすめできる柑橘です。
今回はみなさんに「セミノール」のことをもっと知っていただきたく、特徴、農家から直接取り寄せる方法、選び方、保存方法を紹介します。
セミノールとは


セミノールはアメリカで誕生した「ダンカングレープフルーツ」と「ダンシータンゼリン」という品種を交配させて生まれた品種です。
どちらも日本ではなじみのない名前だと思いますが、ダンカングレープフルーツは現在栽培されているグレープフルーツの中で最古の品種で、ダンシータンゼリンは濃い橙色で香りが強いオレンジの一種です。
セミノールの特徴


セミノールは色の濃いみかんのような見た目をしていますが、みかんとは少し違う特徴があります。
みかんと味を比べると、セミノールには良い個体で糖度13度以上と強い甘味がありますが、みかんより酸味も強いため、濃厚な味わいが楽しめます。個人的に甘いだけの柑橘は味の輪郭が弱いため好きではありませんが、酸味が苦手な方は別の柑橘を選んだ方が良いかもしれません。
濃い味と、果汁の多さ、オレンジのような風味で食味はとても良い柑橘ですが、種が多いというデメリットがあります。


また、セミノールの皮は少し硬く、みかんのように手でむけないことはないですが、女性やお子様がむこうとすると少し厳しいかもしれません。
セミノールの取り寄せ方法


セミノールは置いている地域やお店が限られるので、旬の4月〜5月でも手に入れるのが難しい地域の方がいるかもしれません。
ただ、最近はネット販売で全国の農家さんから「食べチョク
また、Amazonでも販売されているので「セミノールの販売ページ
セミノールの食べ方


セミノールは手で皮がむきにくい品種です。上画像のようなスマイルカットにして食べましょう。
小さいお子様にも、スマイルカットにしたセミノールは食べやすいのでおすすめです。
セミノールの選び方
セミノールの選び方を紹介します。
- 濃く鮮やかなオレンジ色
- 皮にハリとツヤがある
- 皮が果実から離れてフカフカしていない
- ずしっと重量感がある
セミノールを選ぶときは最初に「皮」に注目しましょう。


セミノールは皮のオレンジ色が濃い品種なので、色が薄いものは避けた方が良いでしょう。
また、皮にハリやツヤがあるセミノールは鮮度が良い状態です。
皮が果実から離れてフカフカしているようなセミノールは、収穫から時間が経ち鮮度が落ち始めているので避けるようにしましょう。
最後にセミノールの「重さ」に注目しましょう。


軽いセミノールは収穫から時間が経過し、水分が抜けています。ずしっと重量感があるセミノールは果汁たっぷりでおいしいですよ。
セミノールの保存方法
セミノールを保存するときは、風通しの良い冷暗所が基本になります。
ただ、少しでも長持ちさせたい場合や、室温が高い場合は、冷蔵庫で保存しましょう。
次に、冷蔵保存の手順を紹介します。
1.セミノールを新聞紙につつむ
2.ポリ袋に入れる
3.冷蔵庫の野菜室に入れる
この方法で冷蔵保存したセミノールの保存期間は約1週間です。
柑橘の中でもあまり日持ちはしない方なので早めに食べ切りましょう。
セミノールをたくさん食べて


今回は「セミノール」について紹介しました。
この記事を参考にしてセミノールをたくさん食べていただけると嬉しいです。
個人的にこの時期おすすめの柑橘は「せとか」や「にじゅうまる」といった品種になります。
他にも柑橘については、他の品種も色々紹介しているので、気になる方は他の記事も読んでみてくださいね。






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