トマトはサラダで食べてもおいしいですが、加熱することで旨味が増し、生とは違ったおいしさを楽しむことができます。加熱したトマトは細胞壁が壊れリコピンが外に染み出してきます。加熱することで、生で食べるよりも3〜4倍もリコピンの吸収率を高めることができるんです。
そこで今回は、おいしくてトマトの栄養もしっかり摂れる「トマトと卵の中華炒め」のレシピを紹介していきます。

八百屋歴10年目の青髪のテツです。ツイッターもやっています。
トマトと卵の中華炒めのレシピ


材料(1〜2人分)
トマト…1個
卵…1個
中華調味料(ウェイパーなど)…小さじ1
①トマトを食べやすいサイズにクシ切りする


②卵を溶いて、中華調味料で味付けをする


③フライパンでサラダ油を熱し、②を炒めてスクランブルエッグにする。


④卵が半熟になるまで火が通ったら、いったんボウルなどに取り出す。


⑤柔らかくなり、皮が取れるようになるまでトマトを炒める。


⑥⑤のトマトに卵を混ぜて、しっかり絡める


⑦お好みでブラックペッパーを振ると、風味がよくなります。


「トマトはくし切りにして、サラダでしか食べない」という方は、1度このレシピを試してみてほしいです。トマトは旨味成分のグルタミン酸が多く、炒めることで酸味が落ち着き、旨味が増してまろやかな味わいになります。
トマトのリコピンをしっかり吸収しましょう


リコピンは、カロテノイドの一種で、赤色の天然色素です。強力な抗酸化作用を持ち、悪玉コレステロールの酸化を防ぐことから、血流改善効果や、生活習慣病を予防する効果が期待できます。
また、シミやシワ、そばかすやくすみを改善する美肌効果も期待されます。
冒頭で説明したようにトマトは炒めることで、細胞壁が壊れてリコピンの吸収率があがります。リコピンもですが、βカロテンも脂溶性なので油との相性も抜群でさらに吸収率が高まります。
「トマトと卵の中華炒め」は味も絶品なので、ぜひ1度試してみてくださいね。
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