独特の風味がおいしいごぼう。寒くなってくると甘みが増しておいしくなってきます。きんぴらや煮物、豚汁の具に入っていると嬉しいですよね。そんなごぼうですが、皆さん皮をむいていますか?むいていませんか?実はごぼうの皮をむくのはとても勿体ないことなんです。
そこで今回は「ごぼうの皮をむかない方がいい理由」と「ごぼうの下処理」について紹介します。
ごぼうの皮をむかない方がいい理由
ごぼうの皮にはタンニンやクロロゲン酸などのポリフェノールやうまみ成分が豊富に含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防や老化予防の効果が期待できます。
また第六の栄養素と呼ばれることもある、食物繊維も多く含んでいます。食物繊維は排便を促したり、血糖値の上昇を抑えたり、発がん性物質の排出などの働きをします。
ごぼうの表面が白くなるほど皮をむくと、それらの栄養成分を捨てることになってしまいます。
また、ごぼうの皮には旨味成分が多く含まれているので、むきすぎることで食味も落ちてしまうんです。
ごぼうの下処理はアルミホイルを使う
ごぼうの皮にはびっしりと土や汚れがついているので、皮をしっかりむかないにしても下処理は必要です。でもピーラーや包丁を使うと皮をしっかり落としてしまいます。
そんなときは、アルミホイルを使ってごぼうの下処理をしましょう。
アルミホイルを使ったごぼうの下処理はとても簡単です。丸めたアルミホイルを使ってこすり洗いをします。
これだけで、土や汚れをしっかり落とすことができます。もちろん旨味のある皮は残ります。
皮付きのごぼうをきんぴらにしてみました
ごぼうの皮は薄いので、しっかりむかなくても食味が大きく変わることはありません。
今回はきんぴらにして頂いてみました。
1.下処理をしたごぼうを、皮付きのまま刻みます。
2.ゴマ油で炒めながら、砂糖、醤油、酒で味付けをします。
3.最後に白ごまをかければ「皮付きのきんぴらごぼう」が完成です。
ごぼうをたくさん食べてください
今回は「ごぼうの皮をむかない方がいい理由」と「ごぼうの下処理」を紹介しました。
どうせ食べるならよりおいしく食べて、しっかり栄養を摂りたいですよね。また、皮を捨てないことはフードロスの観点でも貢献できます。
今回紹介した方法を使って、ごぼうをたくさん食べて頂けたら嬉しいです。
他にも「抜群に鮮度の良いごぼうの選び方」や「ごぼうを1ヶ月長持ちさせる保存方法」という記事を書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。
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