「新鮮でおいしい春菊を見分けられるようになりたい。選び方のポイントが知りたい。」
今回はこんな要望に答えていきます。
この記事で学べること
- 新鮮で美味しい春菊を選ぶ方法が分かる
- 八百屋の目利きのポイントを学んでいける
春菊はまず種類で選ぶ
春菊には「中葉」「大葉」「サラダ春菊」があります。
それぞれ特徴があるので紹介していきます。
中葉


全国的に最も出回っている品種です。ほかの品種に比べると香りや独特の風味が強めです。シャキシャキ感があります。
大葉


西日本に多く出回っている品種。葉の切り込みが浅く、中葉に比べると香りやクセが少なく食べやすい品種です。肉厚があり柔らかめなので、春菊の風味や食感が苦手という方は大葉春菊を一度試してみてほしいです。
サラダ春菊
サラダ春菊は品種名ではなくサラダで食べやすい春菊の総称です。茎が細いのでやわらかく、香りやクセも少ないので、生でも食べやすいんです。お店では「サラダ春菊」や「やわらか春菊」などの名前で販売されています。
おいしい春菊の選び方


鮮度がよくおいしい春菊は、4個のポイントで見分けましょう。
- 葉先がピンとしていて全体的に緑色
- 茎の切り口が変色していない
- 茎が太すぎたり長すぎないもの→柔らかい
- 香りが強いものを選ぶ→味がしっかりしている
1つずつ簡単に説明していきます。
葉先がピンとしていて全体的に緑色


春菊を選ぶときは、まず葉先に注目しましょう。
葉物野菜は、葉先から傷んでいく傾向が強いので、葉先の状態をチェックすることで、鮮度の状態がある程度わかるんです。
春菊の場合、葉先がピンとしていて、全体的に鮮やかな緑色のものを選びましょう。葉先が黄色く変色していたり、しなびているものは鮮度が落ち始めている証拠なので避けましょう。
茎の切り口が変色していない


次に茎の切り口に注目しましょう。
野菜は収穫時にヘタや茎をカットされます。その切り口の状態をチェックすることで、収穫されてからどの程度時間が経っているか確認することができます。
春菊の場合は、切り口がみずみずしくて、鮮やかな黄緑色をしているものは鮮度が良いです。逆に黒ずんでいたり、白く乾燥しているものは避けるようにしましょう。
茎が太すぎたり長すぎないもの


春菊は茎が長すぎたり、太すぎるものは避けましょう。
茎が成長している春菊は、茎がかたく食味が悪くなります。茎は長すぎず、適度な太さのものを選ぶと茎までおいしくいただけますよ。
香りが強いものを選ぶ
最後に春菊は香りが強いものがおすすめです。
香りが強い春菊は、鮮度がよく独特の風味が強く味も良いからです。
春菊の選び方でよくある質問(FAQ)
春菊は葉がギザギザのほうが良いの?


はい、一般的な「中葉種」の春菊は葉先がギザギザしており、香りと風味がしっかりしています。一方、ギザギザが少なく丸みを帯びた「大葉種」はクセが少なく、苦味もやわらかめ。用途や好みに合わせて選びましょう。
葉がしおれている春菊は避けたほうがいい?
はい、春菊は水分が抜けやすく、しおれやすい野菜です。葉がピンと張っていて、鮮やかな緑色をしているものが新鮮な証拠です。しおれているものは香りも味も落ちている可能性が高いです。
茎が太い春菊は硬い?


茎が太すぎるものは筋っぽくなっている場合があります。ただし、適度な太さでハリがある茎は、煮てもシャキッとした食感を楽しめます。茎の下部を軽く押して、硬すぎないものを選ぶのがポイントです。
切り口が黒ずんでいる春菊は大丈夫?
切り口が黒ずんでいるものは、鮮度が落ちてきているサインです。できるだけ白くてみずみずしい切り口のものを選びましょう。パックに入っているものの場合は、底に水分が溜まっていないかも要チェックです。
春菊は苦いイメージだけど、苦味が少ないものを選ぶ方法は?
柔らかい葉や細めの茎の春菊は、比較的苦味が控えめです。特に若採りされた「ベビー春菊」や「サラダ春菊」と呼ばれる品種は、生食でも苦味が少なく、サラダにぴったりです。苦味が気になる方はぜひ試してみてください。
春菊の選び方まとめ


今回は「おいしい春菊の選び方」について解説しました。ぜひ、スーパーでの春菊選びの参考にしてくださいね。




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