ホクホクとした食感と強い甘味が魅力的なさつまいも。焼き芋、ふかし芋、さつまいもご飯など、どれも甘くておいしいですよね。そんなさつまいも、長持ちするイメージのある野菜ですが、保存方法を間違えるとすぐに腐ったりカビが生える野菜なんです。
そこで今回は「さつまいもの正しい冷蔵、冷凍保存方法」を紹介していきます。
さつまいも保存の基本


さつまいもを保存するとき、絶対におさえておかないといけないことは「湿気」に注意するということです。
さつまいもは水気に弱い野菜なので、洗ってしまうとかなり腐りやすくなります。絶対に調理前まで洗わないでください。
また、最初から湿っているさつまいもは、天日干しして乾かしてから保存しましょう。
さつまいもの常温保存方法
さつまいもは、寒さと湿気に弱い野菜です。
真夏の暑い時期を除いて、基本的には冷蔵庫には入れずに常温の冷暗所で保存しましょう。
①新聞紙につつむ


②常温の冷暗所で保存


この方法で保存したさつまいもの保存期間はおよそ1ヶ月です。
さつまいもは、室温が16℃を超えると発芽しはじめてしまうので、暖房で室温が高くなる場合は、玄関など温度が高くなりにくい場所で保存しましょう。


さつまいもの冷蔵保存方法
真夏になると、どこにさつまいもを置いても室温が高くなってしまう場合は、冷蔵庫の野菜室で保存します。
さつまいもを冷蔵庫に入れるときの方法は、以下の手順で行いましょう。
①新聞紙につつむ
②保存袋に入れる
③野菜室に入れる
この方法で冷蔵保存したさつまいもの保存期間の目安は約1ヶ月です。
ただし、さつまいもは寒さに弱い野菜なので、長期間冷蔵庫に入れていると低温障害を起こして、実の中に黒い斑点ができます。変色した箇所は食味が悪いので、冷蔵庫に入れたさつまいもは、早めに食べきるようにしましょう。
さつまいもの冷凍保存方法
さつまいもは、冷凍保存することもできます。
冷凍保存の方法を紹介します。
①良く洗う
②輪切りにする
③水にさらしてアクを抜く
④水気をしっかり拭き取る
⑤保存袋に入れる
⑥冷凍庫に入れる
冷凍したさつまいもの保存期間はおよそ1ヶ月です。
冷凍したさつまいもの解凍方法
冷凍したさつまいもは、中途半端に常温や流水で解凍すると食感がかなり悪くなってしまうので凍ったまま調理してください。
例えば、凍ったままバターで炒めたり、お味噌汁に入れるなどするとおいしく頂くことができます。
私のおすすめの冷凍さつまいもを使ったレシピは「さつまいもご飯」です。レシピを紹介します。
材料
いちょう切りして冷凍したさつまいも…1本
お米…2合
白だし…100g
黒ごま…適量
1.炊飯器に米、白だしを入れて、2合分の水を加えて、さつまいもをのせて炊く
2.炊きあがったら黒ごまをかけて完成
簡単なのにおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。
さつまいもを正しく保存して最後まで食べて
野菜ごとの最適な保存方法を知っておくとものによっては数倍長持ちします。
一つずつ覚えて暮らし上手になってくださいね!
保存方法がわからないと「すぐ傷んでしまうから」と買うのを迷ってしまう方も多いと思います。
ぜひ1度今回紹介した方法を実践して、たくさんさつまいもを食べて頂けると嬉しいです。
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