紫色の見た目と、ダシや油を吸うスポンジ状の実が特徴的ななす。ジュワッとダシが染み出すなすの煮びたし、最高ですよね。その他にも、麻婆なすやなす田楽、天ぷらやお味噌汁の具に入れてもおいしいですよね。そんななす、保存方法を間違えるとすぐに腐ったりカビが生える比較的傷みやすい野菜なんです。
そこで今回は「なすの正しい冷蔵、冷凍保存方法」を紹介していきます。
なすを保存する際の基本


インド原産で高温多湿を好むなすは、低温と乾燥を嫌います。
冷蔵庫に入れると低温障害を起こして果肉が茶色くふやけたようになったり、種が黒くなるなど傷みやすくなります。こうなると歯切れが悪く、苦味も出るので常温保存で早めに食べきるのがベストです。
冷蔵庫に入れる場合も、温度帯の低い冷蔵室ではなく、野菜室で保存するようにしましょう。
なすの常温保存方法


なすを常温保存する際の手順を紹介します。
①ペーパータオルにつつむ


②保存袋に入れる


③常温の冷暗所で保存
この方法でなすを常温保存する場合の保存期間は2〜3日です。
常温保存では、低温障害が起きないものの、長くはもたないのでなるべく早めに使い切りましょう。
なすの冷蔵保存方法
なすの冷蔵保存方法の手順を紹介します。常温保存と同じで乾燥からなすを守るために、ペーパーでつつんで袋に入れて保存します。
①ペーパータオルにつつむ


②保存袋に入れる


③冷蔵庫の野菜室に入れる
保存期間は約1週間です。
冷蔵庫に入れることで、保存期間は伸びるものの、低温障害のリスクが出てきます。
また、保存期間はあくまで目安です。元のなすの鮮度の状態にも左右されるので早めに使い切りましょう。
すぐに使う予定のないなすは冷凍保存することもできます。
なすの冷凍保存方法


なすを冷凍保存する際の手順を紹介します。
①水洗いする


②ヘタをとる


③食べやすいサイズにカット





アクが気になる方は、なすを切った後に5分ほど水につけておきましょう。
④600wのレンジで1分半加熱


⑤保存袋に入れる


⑥冷凍庫に入れる
この方法で冷凍保存したなすの保存期間は、およそ1ヵ月間です。
ただし、家庭の冷凍庫は開け閉めが頻繁に行われるので、冷凍しても長持ちしない場合があります。冷凍しているからと油断せず、早めに食べきることをおすすめします。
冷凍したなすの解凍方法
冷凍したなすを料理に使うときは、凍ったまま炒めものにしたり、汁物にいれましょう。
中途半端に解凍してしまうと、食感が悪くなるなど食味が大きく落ちるので、必ず凍ったまま調理をしてくださいね。
なすの保存方法まとめ


野菜ごとの最適な保存方法を知っておくとものによっては数倍長持ちします。
一つずつ覚えて暮らし上手になってくださいね!
保存方法がわからないと「すぐ傷んでしまうから」と買うのを迷ってしまう方も多いと思います。
ぜひ1度今回紹介した方法を実践して、たくさんなすを食べて頂けると嬉しいです。
なすの記事は他にも「抜群に鮮度が良いなすの選び方」という記事も書いているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。






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