突然ですが皆さん「ぐんま名月」というりんごを食べたことがありますか?
私が10年以上八百屋で働いてきた中で、個人的に「おいしい林檎トップ3」に入る品種です。その魅力を伝え、ぐんま名月をもっと多くの方に知ってもらいたいと思ってます。
そこで今回は「ぐんま名月」の特徴、選び方、取り寄せ方法を皆さんに紹介させてください。
ぐんま名月とは
ぐんま名月とは群馬県の試験場で「ふじ」と「あかぎ」を交配し生まれたりんごで「名月」と呼ばれることもありますが、正式名称は「群馬名月」です。
ぐんま名月の特徴
ぐんま名月は青りんごですが、果皮に赤みが入ることが多く、よく流通している品種の中では珍しい見た目をしています。
味は個人的に青りんごの中では最も好きな品種で甘味が強く、果肉はパリッとした食感で、果汁も多くジューシーで、食べると口いっぱいに濃厚な香りが広がります。
蜜が入るりんごの代表各といえば「サンふじ」などの赤いりんごですが、青りんごの中では珍しく「ぐんま名月」も蜜が高確率で入っています。
私がお店で「どのりんごがおいしいの?」と聞かれたとき「ぐんま名月」は真っ先におすすめする品種です。
ぜひ1度試してみてほしい果物の1つです。食べチョクで販売されているので気になる方はチェックしてみてくださいね。
ぐんま名月の選び方
ぐんま名月の選び方を紹介します。
- 明るい黄色のもの
- 果皮にハリがあるもの
- ずっしりと重たい
- 軸が太い
ぐんま名月は熟すと黄色くなっていく品種です。よく熟していてしっかりとした甘さがあるものを選ぶなら、黄色のものを選ぶようにしましょう。
また果皮にハリがあり、ずっしりと重たいものを選びましょう。
果皮は収穫後適切でない環境で長時間置いておくことで水分が抜けてシワがでてきます。シワがあるものは避けてハリ、ツヤがあるものを選びましょう。
最後に軸をチェックしましょう。軸が太いぐんま名月は木の養分を吸収し、甘くてコクがある傾向があります。
農家直送のぐんま名月を取り寄せる方法
最近はお店でも「ぐんま名月」が品揃えされていることも多くなりましたが、お近くのお店で販売されていない場合は取り寄せることもできます。
また、お店だと入荷してから何日も経過した古いぐんま名月に当たってしまう可能性があります。
「食べチョク」で直接りんご農家さんから購入することもできますし「Amazon
ぐんま名月はほんとに味が良いりんごなので、ぜひ1度試してみてほしいりんごです。
ぐんま名月の保存方法
ぐんま名月の保存方法を紹介します。
冷蔵保存の場合は以下の方法で保存することができます。
①保存袋に入れる
②保存袋の口をしっかり閉める
③冷蔵室に入れる
ぐんま名月を冷蔵保存する場合は、保存袋の口をしっかりと閉めておきましょう。密閉しておかないとぐんま名月はエチレンガスを放出するので、他の食材が劣化してしまいます。
保存期間は約2週間です。保存期間はあくまで目安です。元の野菜の鮮度の状態にも左右されるので早めに使い切りましょう。
冷凍保存の場合は、以下の方法で保存することができます。
①水洗いする
②皮をむく
③くし切りにカット
④冷凍保存袋に入れる
⑤冷凍庫に入れる
保存期間は約1ヶ月です。ただし、家庭の冷凍庫は開けしめが頻繁に行われるので、冷凍しても長持ちしないことがあります。なるべく早めに使い切りましょう。
冷凍した「ぐんま名月」を使うときは、食感が若干変わってしまいます。ミキサーにかけたり、すりおろして使うと良いですよ。牛乳や砂糖、野菜と一緒にミキサーにかけてジュースにするとおいしいのでオススメです。
ぐんま名月をたくさん食べて
今回はおすすめの青りんご「ぐんま名月」を紹介しました。
ぐんま名月は5年くらい前に初めて食べたのですが、とても味がよく一押しの品種です。
ぜひぐんま名月を1度食べて、ぐんま名月沼にハマってもらえると嬉しく思います。
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