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【サンふじ】特徴・取り寄せ方法・選び方・保存方法を八百屋が紹介

サンふじ

みなさん「サンふじ」というりんごをご存知でしょうか。サンふじのことを知らないという方は少ないと思いますが、サンふじの特徴やおいしい個体の選び方は?と聞かれると「うーん…」となる方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は「サンふじの特徴、選び方、保存方法、農家から直接取り寄せる方法」を紹介していきます。

青髪のテツ

八百屋歴10年目の青髪のテツです。野菜の本を出版しています。

目次

サンふじとふじりんごの違い

サンふじとふじの違い

サンふじとは「ふじりんごを無袋栽培したもの」です。

無袋栽培を簡単に説明すると、普通りんごは果実に袋がけをして栽培します。袋がけをして育てることで太陽の光が直接果実に当たらないので、色むらができにくくなり見栄えがよくなるというメリットがあるんです。

サンふじの栽培方法である、無袋栽培は果実に色むらができやすいため、見栄えが少し悪くなりやすいですが、太陽の光をたっぷり浴びるため糖度が高く果肉に蜜が入りやすくなるというメリットがあります。

青髪のテツ

ザックリ言うと見た目か、味かという選択で、味をとった栽培方法をしているのが「サンふじ」なんです。

ちなみに、サンつがるやサンむつなど「サン」がつくりんごは他にも多くあり、どれも無袋栽培をしている証拠です。品種はどれもサンがついていないものと同じ品種で、育て方が違うだけなんです。

サンふじの特徴

サンふじ

サンふじの果皮は、鮮やかな赤色が特徴です。上でも書きましたが、ふじりんごと比較すると色むらがある場合があります。

大きさは300〜400g前後でりんごの中では平均的な大きさです。

サンふじの糖度は15度前後で、濃厚な甘味とさわやかな酸味を楽しむことができます。果汁は多くジューシーで、果肉はかためです。噛むと「シャキシャキ」とした食感が心地よいです。

食味がよく、りんごの中では1番人気があるため全国のスーパーで主力商品として販売されています。

サンふじを農家から直接取り寄せる方法

サンふじ

サンふじは、時期になるとどんなスーパーでも販売していると思いますが、農家から直接お取り寄せしたサンふじは格別です。

11月下旬〜3月は「食べチョク」で農家さんから直接購入が可能です。

スーパーだと収穫から数日経過している場合がありますが、農家さんから直接購入するサンふじは鮮度が良く味も良いので、騙されたと思って1度試して頂けると嬉しいです。

また、Amazonでも購入できるので、気になる方は「サンふじの販売ページ」を確認してみてください。

サンふじの食べ方

サンふじの食べ方

サンふじに限らず、りんごは皮ごと食べることをおすすめしています。

サンふじの皮は、食べても問題ありません、皮の部分には食物繊維やポリフェノールなどの栄養がたっぷり入っているんです。

せっかくサンふじを食べるなら、栄養もしっかりいただきたいですよね。

ただ、皮をむいた方が口当たりはよくなるので、よりおいしく食べたい時は皮をむいて食べる、栄養までしっかり摂取したいなら皮ごと食べるとか気分に合わせて変えてもいいかもしれません。

また、皮はジュースやジャム、コンポートにすると食べやすくなります。

サンふじの切り方

サンふじの切り方

サンふじりんごを切るときは、定番ですが「くし切り」がおすすめです。

サンふじを皮ごと食べるときは、りんごを輪切りにする方法も食べやすくて良いですよ。

食べる時に中心だけ残すので、切りすぎて食べられるところまで捨ててしまうことがありません。

サンふじの選び方

サンふじの選び方を紹介します。

  • 果皮にハリがある
  • 軸が太い
  • お尻が黄色い
  • ずっしり重い

鮮度の良いサンふじを選ぶときは、最初に「皮の状態」を注目しましょう。

サンふじとふじの違い

サンふじは果物の中では比較的傷みにくいのですが、果皮にシワがあるものは収穫からかなり時間が経っている証拠です。皮にハリ、ツヤがあるものを選びましょう。

おいしいサンふじを選ぶなら「軸」に注目しましょう。

サンふじの軸

サンふじは軸を通して木の養分を受け取り蓄えるのですが、軸が太い方が、より多く養分を受け取れるので甘くておいしいサンふじになるんです。軸が太いサンふじを選びましょう。

またサンふじの「お尻」もしっかりとチェックしましょう。

サンふじのお尻

サンふじを選ぶとき、お尻は重要な要素です。お尻がまだ緑色をしているものは未熟なサンふじです。黄色やオレンジ色をしているものが完熟していて糖度が高い証拠です。

最後にサンふじの「重さ」を確認しましょう。

サンふじの重さ

大きすぎず、中玉のサンふじが1番味が良いのですが、その中でもとくにずっしりと重いものは果汁がたっぷり入っていてジューシーでおいしいのでおすすめです。

サンふじの保存方法

サンふじはしっかり冷やすことで甘味を感じやすくなります。

理由はりんごに含まれる「果糖」は低温で甘味が増すという性質を持っているためです。

ただ、そのまま冷蔵庫に入れてしまうと、乾燥し傷む原因になってしまいます。

そこで、サンふじの冷蔵保存の方法を紹介します。

1.サンふじを袋に入れる

2.冷蔵庫の冷蔵室に入れる

これだけです。

袋に入れるのは、冷蔵庫内が乾燥しているので、サンふじを乾燥から守るという意味もあるのですが、冷蔵庫内の他の食材を守るためでもあります。

サンふじはエチレンガスという食材を劣化させてしまうガスを放出し続けています。そのガスが他の食材に当たらないようにサンふじは袋に入れてしっかり口を閉じて保存しましょう。

そして野菜室よりも温度帯が低い冷蔵室に入れることで、よりサンふじの甘味を感じやすくなります。

また、サンふじは冷凍保存も可能です。次にりんごの冷凍保存の方法を紹介していきます。

サンふじの冷凍保存方法

サンふじを冷凍するときの手順は以下です。

1.皮をむく

2.くし切りにする

3.冷凍保存袋に入れる

冷凍したサンふじを食べるときは、完全に解凍してしまうと食感が変わってしまい正直おいしくありません。半解凍にしてシャリシャリとシャーベットのように食べるか、すりおろしたり、ミキサーにかけてスムージーにするのがおすすめです。

サンふじをたくさん食べて

今回は「サンふじの特徴、取り寄せ方、選び方、保存方法」を紹介しました。

りんごは果物の中では比較的値段も安くて買いやすく味も良いのでおすすめです。

ぜひこの記事を読んでサンふじをたくさん食べていただけたら嬉しく思います。

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この記事を書いた人

はじめまして、tetsublog運営者のてつやです。
●八百屋歴10年目
●Twitterフォロワー500,000人突破

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