スーパーの正社員ってどんな仕事内容なの?
今回はこんなスーパー正社員の仕事内容についての疑問に答えていきます。
スーパーに正社員として就職しようか迷ってる人にとっては、どんな仕事をするのかわからないと不安ですよね。
スーパーにいくと働いている人が見えるので他業種に比べ仕事内容のイメージはしやすいですが、どこまでの範囲が正社員の仕事なのかはわかりにくいのではないかと思います。
なので、この記事では、スーパーの仕事を洗い出して、どの仕事内容が主に正社員の仕事で、どこからがパートアルバイトの仕事なのかを明確にしていきます。
スーパーにはどんな仕事があるのか
スーパーの仕事は以下の項目に分類できます。
スーパーの作業系業務
- 品出し
- 加工
- 荷下ろし
- 売価変更
- POP変更
- POP作成
- 清掃
- 片付け
スーパーの事務系業務
- 発注
- 売場計画作成
- シフト表作成
スーパーの教育系業務
- 正社員への教育
- パート・アルバイトへの教育
- 本部からの指示を部下へ伝達・指導・実行
実は、正社員の範囲は上で紹介したもの全てになります。
まず事務系業務、教育系業務は正社員がやる場合がほとんどです。
作業系の仕事はパート、アルバイトに振る場合が多いですが、できなかったものは最終的に正社員がカバーするようになりますし、責任は正社員にあります。
こう見るとスーパー正社員の仕事内容ってハードですよね。
私が青果部門責任者だった時の1日の流れ
時間 | 仕事内容 |
---|---|
7:00 | メールチェック・売場商品の鮮度チェック |
7:30 | チラシ商品の売価変更・POP変更 |
7:45 | パートさんが品出しする商品を台車に積込 |
8:00 | 立上げ業務(荷下ろしと品出しがほとんど) |
9:00 | 立上げ完了・パートへの加工指示作成 |
9:15 | 売場立上げ最終チェック |
9:30 | 発注 |
10:30 | 品出し |
11:00 | 毎日の事務作業 |
11:30 | 休憩 |
12:30 | お店の昼礼 |
12:45 | 部門の部下との昼礼と伝達 |
13:00 | 品出し |
13:30 | 昼便の荷下ろし |
14:30 | 品出し |
15:00 | 休憩 |
16:00 | 夕方アルバイトへの指示書作成→帰宅 |
毎日全く同じではないですが、主にこの流れで働いていました。私は基本的に残業はほとんどしていませんでしたよ。
スーパーの正社員に求められる能力
スーパーの正社員は部門の数字を高める能力が求められます。
スーパー正社員の仕事内容は、上にあげた業務全てです。
しかし、正社員の場合、肉のカットが上手とか、刺身が早く切れる、品出しが速いなど作業ができることよりも、部門の数字を上げるなどマネジメント能力が求められます。
スーパーの正社員が上げるべき数字とは
- 部門の売上
- 部門の利益
- 人件費の削減
- トレーなどの経費削減
職人のように作業ができることも重要ですが、一番求められるのは、与えられた資源(人材・商品・場所)を使って最大限の売上・利益を出すことになります。
上司からの評価が極端に低くなければ、売上・利益予算を達成し続けることで昇進することができます。
スーパーの正社員は昇進していくとどんな仕事内容になるのか
スーパーで昇進を重ねていくと、以下のような職位につくことになります。
- 店長
- SV
- バイヤー
1つずつ簡単に紹介していきます。
店長
店長はお店の責任者、お店全体のマネジメント業務をしていきます。
スーパー店長の業務
- 部下のマネジメント
- お店の数字管理
- 本部で決まったことを部下に伝達し実行させる
店長になると部下のマネジメント業務が増大します。
というのも、部門責任者につく部下はパート・アルバイトを含めると5〜30名程度ですが、店長になると50〜300名の部下を持つことになります。
単純に部下が増えるので、労務管理など事務作業が増えたり、問題が起きた時は対応する必要があります。
また、人数が足りない部門があれば、補充のために採用面接を行ったりもします。
また、店長は従業員を全員同じ方向に向かって進ませていかなければいけません。
会社の伝達事項を漏れなく従業員に伝えて実行させていくことで、お店の数字達成を目指していく職位になります。
SV
SVは部門をマネジメント業務をしていきます。
スーパーSVの業務
- 部門構成員の教育
- 部門の数字管理
- マニュアルの作成
- マニュアルの改訂
部門SVになると、定期的に会議や勉強会を開催して部門構成員のレベルアップをしていく必要があります。
また、マニュアル作成や改訂をして、より効率の良い効果的な作業マニュアルにしていく必要があります。
チーフや新人正社員の知識レベルを高めたり、マニュアルの効率化をしていくことで部門の数値達成を目指す職位です。
私の会社では、正社員の相談役をしていたり、一部人事権を持っているSVもいますね。
バイヤー
バイヤーは商品の仕入れを担当している職位です。
バイヤーの業務
- メーカーや卸と交渉をしてより品質がよく安価な商品を仕入れる
- 現在取引のないメーカーや生産地を開拓する
- 商品についての質問やチーフからの要望を受け付ける
バイヤーのメイン業務は「より品質の高い商品を安く仕入れること」です。
そのために、新規取引先を開拓したり、メーカーや卸と交渉をしていきます。
商品についてのプロフェッショナルなので、店舗からの質問や要望にも答えていく職位になります。
スーパー正社員の仕事内容【まとめ】
今回はスーパー正社員の仕事内容を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
個人的にスーパーの仕事は特別な能力が必要なく、慣れさえすれば楽なんじゃないかな思っていますが、ネットで情報を集めるとパワハラが過ぎるキツそうな職場もよくみます。
また、体を動かす作業も多くあり、発注や計画などの多少頭を使う部分も求められる仕事なので、向き不向きはあると思います。
他にもスーパー正社員は恥ずかしいのかという記事も別で書いているので気になる方は読んでみてください。
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