冬になり、いちごが甘くおいしい季節になってきましたね。いちごは冬から初夏まで出回りますが、その中でも12〜1月頃までは、味が良いものが出回ります。その後、徐々に小ぶりになり、酸味が強くなっていきます。ただ、どの時期に買っても「すっぱいいちごだった」と後悔することがありますよね。そこで今回はすっぱいいちごを避ける方法とすっぱいいちごを甘くする方法を紹介します。
ぜひこの記事を最後まで読んで旬のいちごをたくさん食べていただけると嬉しいです!
いちごがすっぱい原因


いちごはとても傷みやすい果物なので、流通の段階で傷んでしまわないように、未熟のまま早摘みしていることが多くあります。
青い状態で収穫しても、赤色の元であるアントシアニンが合成され、お店に並ぶ頃にはある程度赤くなります。
しかし収穫後に赤くなっても、いちごは追熟しない果物なので甘くはなりません。
すっぱいいちごを避ける選び方


すっぱいいちごを避けるためのチェックポイントを4つ紹介します。
- サイズが大きい
- ヘタ付近まで赤い
- ツブツブまで赤い
- 先端が平たい
※お店でよく出回っている一般的な品種の話です。品種によっては例外がある場合があります。
サイズが大きい


大きいいちごは、1番最初に実った一番果の可能性が高く、栄養や糖分が詰まっていいます。一番果の時期は12〜1月で、この時期大粒のいちごを選べば、すっぱいいちごに当たりにくいですよ。
全体的に赤い


すっぱいいちごを避けるなら、ヘタ付近まで赤い熟したいちごを選びましょう。
いちごは収穫後も赤くなりますが、先端から徐々に色づくので、ヘタ付近まで赤いものは収穫時もある程度熟していた可能性が高いのです。
また、いちご表面のツブツブまで赤いものを選びましょう。
話が少しそれますが、実はいちごのツブツブは種ではなく果実なんです。私達が実だと思っている部分は、花托という実を守る花の芯の部分にあたります。


先端が平たい


いちごはヘタ側がすっぱく、先端が甘いので、同一品種であれば先端部分が平たく多いほど酸っぱく感じにくくなります。
すっぱくなりにくい品種のいちご
すっぱいいちごを避けるためには品種選びも重要です。
一押しのいちごを3種類紹介します。
あまおう


いちごと言えば「あまおう」という人も多いのではないでしょうか。
「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとってあまおうと名付けられています。
その名の通り大粒傾向で甘さと酸味のバランスが良くおいしい品種です。
大抵のスーパーに並んでいるので、どこでも買えるというメリットもあります。
いちごさん
いちごさんは佐賀県から2018年に品種登録された新品種で、みずみずしく華やかな香りと優しい甘みが特徴の品種です。
開発者の「最もいちごらしい苺をめざしました!」という言葉通り、見た目も味もこれぞいちご!というおいしいいちごです。
私が実際に数回食べた中で、どれも甘酸っぱくおいしかったのでハズレが少ない印象があります。
まりひめ
まりひめは和歌山県のオリジナル品種で、みずみずしくジューシーでいい香りが鼻に抜けていきます。
かつ糖度が高く酸味が控えめで「濃厚な甘さ」を味わうことができます。
まりひめがすっぱかったということは私の経験上ありません。
見た目がいい上に断面まで鮮やかな赤色なのでケーキやお菓子作りにも最適です。
これらの品種を食べてみたい方は「食べチョク」で農家さんから直接購入することもできます。
すっぱいいちごを甘くする方法
それでもすっぱいいちごに当たってしまったときは、以下の方法を試してみてください。
材料
いちご…1パック
砂糖…大さじ1杯
方法
①いちごのヘタをとる
②いちごに砂糖をかける
③10分放置する
これだけで完成です。
本来の甘酸っぱさが欲しい方は更にレモン汁をかけるとそれらしくなります。
練乳をかけるのも手ですが、練乳が手元に無い方や、練乳が苦手な方はこちらの方法を試してみてください。
他にもすっぱいいちごは潰して牛乳に混ぜたり、ヨーグルトに入れてもいいですね。
いちごをたくさん食べてください


寒い時期の果物の代表格といえば、いちごです。うちのお店でもこの時期は他の果物と比べても圧倒的にいちごはよく売れます。
でも安い果物ではないので、すっぱいものにあたると萎えてしまいますよね。
今回の選び方と、甘くする方法を使って、今が旬のいちごをたくさん食べてくださいね。
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