「すっぱいいちごを買いたくない。甘いいちごを見分けるコツが知りたい。」
今回はこんな要望に答えていきます。
この記事で学べること
- すっぱいいちごを避ける選び方がわかる
- 農家直送で最高のいちごを取寄せる方法がわかる
- あまいいちごの品種がわかる
いちごがすっぱい原因
いちごはとても傷みやすい果物なので、流通の段階で傷んでしまわないように、未熟のまま早摘みしていることが多くあります。
青い状態で収穫しても、赤色の元であるアントシアニンが合成され、お店に並ぶ頃にはある程度赤くなります。
しかし収穫後に赤くなっても、いちごは追熟しない果物なので甘くはなりません。
すっぱいいちごを避ける選び方
すっぱいいちごを避けるためのチェックポイントを4つ紹介します。
- サイズが大きい
- ヘタ付近まで赤い
- ツブツブまで赤い
- 先端が平たい
※お店でよく出回っている一般的な品種の話です。品種によっては例外がある場合があります。
サイズが大きい
品種によりますが、いちごは大きいものを選んだ方が甘味が強い可能性が高いんです。
大きいいちごは1番最初に実った一番果の可能性が高く、栄養や糖分が詰まっていいます。一番果の時期は12〜1月で、この時期大粒のいちごを選べば、すっぱいいちごに当たりにくいですよ。
全体的に赤い
すっぱいいちごを避けるなら、ヘタ付近まで赤い熟したいちごを選びましょう。
いちごは熟すにつれて先端から徐々に色づくので、ヘタ付近まで赤いものは収穫時もある程度熟していた可能性が高いのです。また、いちご表面のツブツブまで赤いものを選びましょう。
※ただし、いちごは収穫後も時間経過で赤くなっていくので、色だけで熟度を判断することはできません。ただ、緑色の部分が多い個体が甘くないのは間違いありません。目安の一つとして覚えておきましょう。
先端が平たい
いちごはヘタ側がすっぱく、先端が甘いので、同一品種であれば先端部分が平たく多いほど酸っぱく感じにくくなります。
すっぱくなりにくい品種のいちご
すっぱいいちごを避けるためには品種選びも重要です。
一押しのいちごを3種類紹介します。
あまおう
いちごと言えば「あまおう」という人も多いのではないでしょうか。
「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとってあまおうと名付けられています。
その名の通り大粒傾向で甘さと酸味のバランスが良くおいしい品種です。
大抵のスーパーに並んでいるので、どこでも買えるというメリットもあります。
いちごさん
いちごさんは佐賀県から2018年に品種登録された新品種で、みずみずしく華やかな香りと優しい甘みが特徴の品種です。
開発者の「最もいちごらしい苺をめざしました!」という言葉通り、見た目も味もこれぞいちご!というおいしいいちごです。
私が実際に数回食べた中で、どれも甘酸っぱくおいしかったのでハズレが少ない印象があります。
まりひめ
まりひめは和歌山県のオリジナル品種で、みずみずしくジューシーでいい香りが鼻に抜けていきます。
かつ糖度が高く酸味が控えめで「濃厚な甘さ」を味わうことができます。まりひめがすっぱかったということは私の経験上ありません。
見た目がいい上に断面まで鮮やかな赤色なのでケーキやお菓子作りにも最適です。
すっぱいいちごを甘くする方法
それでもすっぱいいちごに当たってしまったときは、以下の方法を試してみてください。
材料
いちご…1パック
砂糖…大さじ1杯
方法
1.いちごのヘタをとる
2.いちごに砂糖をかける
3.10分放置する
これだけで完成です。
本来の甘酸っぱさが欲しい方は更にレモン汁をかけるとそれらしくなります。
練乳をかけるのも一つの手ですが、練乳が手元に無い方や、練乳が苦手な方はこちらの方法を試してみてください。
他にもすっぱいいちごは潰して牛乳に混ぜたり、ヨーグルトに入れてもいいですね。
いちごをたくさん食べてください
寒い時期の果物の代表格といえば、いちごです。うちのお店でもこの時期は他の果物と比べても圧倒的にいちごはよく売れます。
でも安い果物ではないので、すっぱいものにあたると萎えてしまいますよね。
今回紹介した選び方と甘くする方法を使って、今が旬のいちごをたくさん食べてくださいね。
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