みなさん「文旦」という柑橘を食べたことがありますか?知っているけど食べたことはないという方が多いのではないでしょうか。近年甘い柑橘が増えてきていますが、文旦には甘さとは別の魅力があります。
そこで今回は「文旦」の魅力とともに、特徴、食べ方、取り寄せ方法、選び方、保存方法を皆さんに紹介させてください。
文旦とは


文旦は東南アジアが原産の柑橘です。
現在では高知県の土佐市の代表的な柑橘で、12〜3月に流通します。
文旦の特徴


文旦は大玉で1個2kg以上になる品種もあります。果皮の色は鮮やかな黄色です。
グレープフルーツと同じ祖先を持つといわれており、その味わいも似ています。
最近勢いのある「せとか」や「はまさき」のような濃厚な甘味はありませんが、文旦にはほのかな甘味と、爽やかな酸味を持ち、昔から根強いファンが多い品種です。
また文旦の魅力は、プリッとした食感と、すっきり上品な香りにあります。後味に多少のほろ苦さが残りますが、それすら心地よく思わせてくれる風味があります。
文旦の取り寄せ方法


文旦が出回る季節になると、多くのスーパーで販売していると思いますが、小規模のお店だと品揃えをしていないかもしれません。
また、どうせ文旦を食べるなら高知県で栽培された土佐文旦を推します。
「気になるけど、近くのお店に売っていない」という方に向けて、ネットで高知県の農家さんから直接土佐文旦を取り寄せる方法を紹介します。
12〜3月であれば「食べチョク
農家さんから直接購入する文旦は半端なくおいしいので、騙されたと思って1度試して頂けると嬉しいです。
また、Amazonでも購入できるので、気になる方は「文旦の販売ページ
文旦の食べ方


文旦は外皮もじょうのう膜も厚く「どうやって食べたらいいのかわからない」という方が多くいるので、文旦の食べ方を紹介します。
文旦を食べるときは、皮とじょうのう膜は取り除いてから食べましょう。
取り除き方の手順
1.文旦の頭とお尻の皮を切り離す


2.皮に4〜6本縦に切り込みを入れる


3.手で皮をむく




4.包丁でじょうのう膜に切り込みを入れる


5.手でじょうのう膜をむく


6.お皿に盛り付けたら完成


また、文旦の苦味が強いときの食べ方として、砂糖をかけると食べやすくなります。
昔グレープフルーツに砂糖をたくさんかけて食べたことがある、という方も多いと思います。
お子様が食べられないときも、砂糖をかけると食べてくれると思いますよ。
文旦の選び方


高知県の文旦農家に聞いた、文旦の選び方を紹介します。
- 皮の黄色みが強い
- ヘタが茶色くとれかけている
- ずしっと重量感がある
完熟した甘味の強い文旦を見分けるときは「皮の色」に注目しましょう。


お店で文旦を選ぶ時によく見ると、薄い黄色の文旦と、オレンジ色に近い濃い黄色の文旦があります。
完熟した文旦は色が濃くなる傾向があるので、甘味が強い個体が食べたいなら、濃い黄色のものを選びましょう。
次に文旦の「ヘタ」の状態に注目しましょう。


完熟した文旦を選ぶなら、ヘタが茶色く変色したり、とれたりしているものを選んだ方がいいそうです。
ついヘタが緑色の新鮮そうなものを選びがちですが、そうではないとのこと。意外ですよね。
最後に文旦の「重さ」をチェックしましょう。


ずっしりと重みのある文旦ほど中身が充実していて、果汁も多くジューシーです。
何個かもち比べてみてより重みのある文旦を選ぶと良いですよ。
文旦の保存方法
文旦を保存するときは、風通しの良い冷暗所が基本になります。
ただ、少しでも長持ちさせたい場合や、室温が高い場合は、冷蔵庫で保存しましょう。
次に、冷蔵保存の手順を紹介します。
1.新聞紙につつむ
2.ポリ袋に入れる
3.冷蔵庫の野菜室に入れる
この方法で冷蔵保存したせとかの保存期間は約1週間です。
文旦を直接冷蔵庫に入れてしまうと、皮がしぼんですぐに傷んでしまうので、必ず保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れるようにしましょう。
文旦の冷凍保存方法
文旦は冷凍保存することもできます。
文旦を冷凍するときの手順は以下です。
1.文旦の皮とじょうのう膜をむく
2.ラップにつつむ
3.冷凍保存袋に入れる
4.冷凍庫に入れる
この方法で冷凍した、文旦の保存期間は約1ヶ月です。
冷凍した文旦を食べるときは、完全に解凍してしまうと、食感が悪くなりハッキリいってあまりおいしくありません。
少し常温解凍させてから食べると、シャリシャリとしたシャーベットのようになり、おいしいですよ。
文旦をたくさん食べて


今回は「文旦の特徴、食べ方、選び方、保存方法」を紹介しました。
ちなみに、その他私が好きな柑橘は「はまさき」「紅まどんな」「せとか」です。
紅まどんなは冬、その他は春が旬のおいしい柑橘なので、こちらも食べたことのない方はぜひ1度買って試してみてくださいね。
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