常備野菜として保存している家庭も多いキャベツ。1玉買うとなかなか使いきれないので冷凍しておきた家庭も多いはず。「でも冷凍したキャベツってまずいのよね」という方も多いでしょう。
そこで今回は「冷凍したキャベツがまずい原因」と「キャベツをおいしく冷凍するためのポイント」を紹介します。
冷凍したキャベツがまずい原因


冷凍したキャベツがまずいのは「凍るまでに時間をかけすぎること」と「解凍方法が間違っている」という2つの原因があります。
キャベツは93%が水分で構成されている野菜です。(参考:文部科学省日本食品成分表)
水分量の多いキャベツは冷凍方法を間違えてしまうと食感が悪くまずいキャベツになってしまいます。
その理由は水分が多く含まれる野菜は、冷凍したときに氷の結晶が大きくなりやすいので、細胞が壊れてキャベツ特有のシャキシャキとした食感が失われてしまうからです。
そのせいで「冷凍したキャベツはまずい」という評判が広まってしまっているんです。
また解凍方法も重要です。冷凍したキャベツを普通に常温で解凍してしまうと、食感が落ちる原因になります。
これら2つの「冷凍キャベツがまずい」原因の対策を紹介していきます。
まずい冷凍キャベツになるのを回避する冷凍保存方法
冷凍したキャベツがまずい原因は冷凍するときに時間をかけすぎていることです。対策を紹介します。
キャベツを冷凍する際の手順
1.なるべく細かくカットする


冷凍する前に食べやすいサイズにカットしておくことで、キャベツが凍るまでの時間が短縮されます。
料理に使う際も切らずにそのまま使えるので便利です。普通にカットするときよりも小さめに切るのがポイントです。
2.キャベツについている水分をしっかり拭きとる


水分がついている状態でキャベツを冷凍すると、凍るときに細胞が壊れやすくなり食感が悪くなりまずい原因になります。
変色の原因にもなるので、なるべく水分を綺麗に拭き取ってから冷凍しましょう。
3.冷凍保存袋に入れる


キャベツを冷凍保存袋に入れる際は空気をしっかり抜きましょう。
空気を抜いてあげることで、凍る速度が早くなり、酸化を防ぐことができます。キャベツが空気に触れて酸化してしまうとまずい原因になったり腐りやすくなってしまいます。
4.金属トレーの上にのせて冷凍庫に入れる


最後に金属トレーに乗せて凍るまでの速度を加速させましょう。なるべく早く凍らせることで、細胞のダメージを最小限に抑えることができるので、まずい冷凍キャベツになることを防ぐことができます。



この方法で冷凍保存したキャベツは1ヶ月は持ちます。それ以上保存してしまうとまずい原因になってしまうので、早めに使い切りましょう。
まずい冷凍キャベツにならない解凍方法と食べ方


冷凍したキャベツがまずい原因は解凍方法が間違っているからです。
正しく解凍して、冷凍したキャベツをおいしく食べましょう。
といっても冷凍キャベツの解凍方法は簡単です。それは「自然解凍しないこと」です。そのまま加熱調理してあげればOKです。
例えば、凍ったままープに入れるだけでもOKです。解凍するまで待つ必要もないので便利ですよね。


冷凍したキャベツをお味噌汁に入れると、トロトロのキャベツを楽しむことができます。おいしいですよ。


冷凍したキャベツは凍ったまま炒め物に入れてもおいしいですよ。


冷凍キャベツを炒め物に入れるときは、水分が出やすいので、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけるのがおすすめです。


冷凍したキャベツをこれらの方法で調理すれば、まずいと思うことはないと思います。
ぜひ試してみてくださいね。
冷凍キャベツはまずい?まとめ
今回は「冷凍キャベツをおいしく食べるためのポイント」を紹介しました。
私がSNSで今回紹介したキャベツの冷凍方法を紹介したところ、かなり好評だったので「冷凍したキャベツはまずい」と思っている方は、ぜひ試してみてくださいね
他にも「抜群に鮮度の良いキャベツの選び方」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。








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