シャキシャキとした食感とほのかな甘味がおいしいキャベツ。千切りにしてサラダで食べてもサッパリおいしく頂けますが、加熱することで甘味が増して別の魅力が楽しめます。煮込み料理、炒めもの、お鍋など、様々な用途に使える便利な野菜ですよね。せっかくなら鮮度がよく、ひときわ甘くておいしいものを選びたいですよね。
そこで今回は「鮮度が良くおいしいキャベツ」の選び方や見分け方を紹介していきます。この記事を最後まで読んでキャベツをたくさん食べていただけると嬉しいです!

八百屋歴10年目の青髪のテツです。野菜の本
キャベツの選び方


キャベツは以下5個のポイントで選ぼう。
- ずっしり重い
- 鮮やかな緑色
- 外葉がついている
- 芯の切り口が白く綺麗
- カットされている場合、切り口が黄色いもの
ずっしり重い
キャベツはずっしり重たいものを選びましょう。
単純に重い方が量が多いという話ではありません。キャベツは葉がしっかり巻かれていて、ずっしりと重量感があるものの方が糖度が高い傾向があるんです。
甘くておいしいキャベツをゲットするために、重さを持ち比べて購入しましょう。
外葉がついている


キャベツは外葉の葉先から傷み始めて変色していきます。
お店でキャベツの外葉が変色し始めると、多くの店員は外葉をはがして販売します。
それ自体は悪いことではないのですが、外葉がついていないキャベツは収穫されてから時間が経っている目印になります。
ですので、なるべく外葉がついているキャベツを選んだ方がいいですよ。
芯の切り口が白くみずみずしい


野菜は収穫時、芯や先をカットされます。どの野菜もその切り口が鮮度の目安になるんです。
キャベツも同じで芯が白くみずみずしいものは収穫から時間が経っておらず、新鮮な証です。反対に芯が黒ずんでいるものは、収穫してから時間が経っている可能性が高いので避けるようにしましょう。
紫色のキャベツは避けないで


冬のキャベツは紫色に変色することがありますが「紫色」は甘いキャベツの証なので避けないでください。
キャベツは厳しい寒さにあたることでアントシアニンが表面に出てきて紫色に変色します。
アントシアニン自体に甘味があるわけではないですが、寒さにあたることでキャベツは自身の水分が凍らないように糖分を生成し甘くなります。
つまり「紫色に変色したキャベツ=寒さに当たったキャベツ=糖度が高い」といった考え方になります。
紫色に変色したキャベツを見つけたら、積極的にカゴに入れていきましょう笑
カットキャベツは切り口が黄色いものを選ぶ


1/2カットや1/4カットのキャベツは切り口が黄色いものを選びましょう。
キャベツの切口は照明に当たると黄色から徐々に緑色に変色していくんです。
下の画像は、上の画像のカットキャベツを、1日明かりのついた部屋に置いておいたものです。


切りたてで鮮度の良いカットキャベツを選ぶときは、切り口が黄色いものを選んだ方が良いですよ。
美味しい春キャベツの選び方


春系のキャベツも水分が多くてサラダなどにすると美味しいですよね。
春キャベツの選び方は冬キャベツとは異なるのでこちらも紹介していきます。
- 芯の切口が500円玉サイズ
- 巻きがゆるく軽いもの
- 外葉がついているもの
- 鮮やかな緑色のもの
- カットされている場合は切り口が黄色いもの
芯の大きさは500円玉ぐらいがベスト。
それ以下だと成長が甘かったり大きすぎると成長して食味が落ちている可能性があります。
巻きがゆるく軽いものということに関しては、冬キャベツとは正反対ですね。
巻がゆるい方が水分をたっぷり含み、みずみずしいキャベツだと言われています。また形は丸くて小さく軽いものを選びましょう。
冬キャベツのようにずっしり重い方が詰まっていていい気がしますが、これは育ちすぎで食味が落ちています。
キャベツの選び方について【まとめ】
今回はキャベツの選び方について紹介しました。
冬キャベツの場合
- 鮮やかな緑色
- ずっしりと重たい
- 外葉がついている
- 芯の切り口が白く綺麗
- カットされている場合、切り口が黄色いもの
春キャベツの場合
- 芯の切口が500円玉サイズ
- 巻きがゆるく軽いもの
- 外葉がついているもの
- 鮮やかな緑色のもの
- カットされている場合は切り口が黄色いもの
キャベツは年中出回っていて、いつでも食べる事ができますが、春キャベツと冬キャベツがあるので、季節を楽しむこともできますね。
是非、今回の選び方を参考にして、ご自宅で食べる料理をグレードアップさせてください。
他にもキャベツに関して色々記事を書いているのでそちらもチェックお願いします。
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