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【節約に必須】野菜の見切り品活用術【いいお店の目利きもできる】

野菜の見切り品活用術

「見切り品の野菜って腐ってそうだからスルーしてる。買う価値ないでしょ。」

こんな感じで見切りになった野菜に目もくれないで買物をしてる方も多いのではないかと思います。

そこで店員歴10年の私がスーパーの野菜売り場で見切り品をチェックするべき理由を紹介します。

見切り品は食べられるか食べれないかギリギリのものを置いてるイメージを持っている方が多いかもしれませんが、そうでない場合も多くあります。

なんの問題もない野菜が置いてあることもしばしばあるんです。「そんなわけない」と思うかもしれません。理由が気になる方はぜひ最後まで読んでいってくださいね。

青髪のテツ

八百屋10年目の青髪のテツです。野菜の本を出版してます。

目次

野菜が見切り品になる理由

おいしい野菜の選び方

野菜が見切り品コーナーに置かれる理由は主に4つあります。

  • 傷みかけている
  • 規格外品
  • 商品入れ替え
  • 在庫が残りわずか

他にも理由はありますし、お店によって若干状況は異なるかもしれませんが、大きいところはこの4つかなと思います。

野菜が見切り品になる理由①傷みかけている

小松菜の菜の花とは

野菜が見切り品になる1番の理由は鮮度劣化です。

傷みかけている野菜が見切り品にされるというのは多くの方のイメージ通りだと思います。ただ一言に鮮度劣化と言っても、各お店で見切り品に回す野菜の基準はバラバラです。

例えば、ブロッコリーを見切りに回すタイミングはこのようなものがあります。

  • 蕾が開きかけている
  • 花が咲いている
  • 一部腐っている

ブロッコリーの可食部であるカサの部分は全て蕾なので、花が咲きます。

ブロッコリーの選び方まとめ
つぶつぶの一つ一つが蕾

各店見切りに回す基準はバラバラで、蕾が開きかけたら撤去して見切り品に回す店もあれば、黄色い花が咲いてきた頃に見切るお店もあります。

「腐ったところを切り落とせば食べられるでしょ」と端が一部腐っているものまで見切りにしてしまうお店もあります。

青髪のテツ

このように、お店によって見切りに回す鮮度の基準が全く違うんです。見切り品の野菜の状態を見れば、そのお店の正規品の鮮度もだいたいわかります。

正規品を撤去して見切りに回すので、見切りの鮮度以上のものが正規品として並んでいます。

少し腐っているようなものを見切りに回すお店は、腐りかけているものが正規品として並んでいます。

逆に見切りが綺麗なお店の場合、正規品はそれ以上のものが出ているので鮮度抜群というわけです。鮮度の良いお店で買物をしたいという方は、見切りの状態をチェックしてお店の鮮度レベルを確認してみましょう。

話が逸れましたが、お店によって見切り品の鮮度基準はまばらなので、基準が高いお店なら見切り品コーナーをチェックすることで節約に繋がります。その日使う野菜だったり、買ってすぐ冷凍するのであれば、見切り品を活用するのは全然ありだと思いますよ。

野菜が見切り品になる理由②規格外品

菜の花は弾力で選ぶ

規格外の野菜が入荷したときは見切り販売することもあります。

これはお店によるかもしれませんが、うちは規格外と呼ばれる不揃いだったり形の悪い野菜が時々入荷されてきます。このような野菜は正規品と混ぜて販売しても売れにくいので、最初から見切りに回してしまうこともあるんです。

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形が悪いだけで味は変わらないので、そういう見切り品を見つけたらラッキーと思ってカゴに入れるといいですよ。

野菜が見切り品になる理由③商品入れ替え

毎日の買物で節約したいなら野菜コーナーは最後に歩く

鮮度が良い野菜でも商品入れ替えで見切り品にしてしまうことがあります。

青果部に限らず、スーパーはどの部門も季節にあった棚替えが定期的にあります。

うちのお店で例えると、1週間に1回棚替えをしているのですが、季節外の野菜を棚から外さないといけない場合が出てきます。残数や担当者の考え方次第ですが、私の場合見切ってしまうことが多いです。

鮮度がよくても出す場所がないので見切り品として並びます。

「なんでこんな鮮度のいい野菜が見切りに!?」そんなときは商品の入れ替えが原因かもしれません。

野菜が見切り品になる理由④在庫が残りわずか

レタスは買ったそのまま保存しない

在庫を売り場に出し切って残りわずかになってくると見切り品に回すことがあります。

消費者の心理として、いくつかある中から自分で選んで買いたいという話があります。

よっぽどほしい理由がある場合を除き、消費者は1〜2個売れ残ったものは買ってくれません。なので担当者としては売り場在庫が残りわずかになってきたときは、撤去して同じ場所で別の商品を販売した方が売上につながります。

ただ撤去するだけだと野菜は傷んでしまうので、見切り品にまわして少しでもお金にしようとします。

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この場合も鮮度のいい野菜が見切りコーナーに陳列されることになります。

見切り品を買うことでフードロスが削減される

スーパー正社員はフードロス問題に取り組めるから恥ずかしくない

見切り品は売れ残ると廃棄になります。

仕入れた商品を捨ててしまうのは100%お店の責任ですが、仕入れや販売が上手な担当者ばかりではありません。

消費者が見切りを気にして、鮮度の悪くない野菜や、掘り出し物を買ってくれれば廃棄が減りフードロス削減につながります。

見切り品なんて…と思わずにちらっと確認していきませんか?

【節約に必須】野菜の見切り品活用術【まとめ】

野菜の見切り品活用術

節約したい方は野菜コーナーの見切り品をチェックする習慣をつけましょう。

毎回行くスーパーであれば、だいたい何時頃に見切りが出るかも確認しておくといいですよ。

恥ずかしいと思わない方は担当者に「毎日何時頃に見切りは出ますか?」と聞くと多くの店員は普通に答えてくれると思います。

野菜の見切り品はだいたい半額くらいの価格設定にしているお店が多く、担当者のレベルが高いスーパーであれば見切りの鮮度もいいので「これがこの値段で買えるの!?」みたいな掘り出し物もよくあります。

節約は細かいことの積み重ねなので、ぜひこの機会に買い方と一緒に家計の支出を見直していって頂けたらと思います。

他にも節約についての記事は色々買いているので読んでいってください。

 

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はじめまして、tetsublog運営者のてつやです。
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