「秋麗梨ってどんな品種なんだろう。まずい梨だったら嫌だな。」
今回はこんな心配を解決していきます。
この記事で学べること
- 秋麗梨の特徴がわかる
- 農家直送で秋麗梨を取寄せる方法がわかる
- まずい秋麗梨を避ける選び方がわかる
秋麗梨とは
秋麗梨とは親に「幸水梨」と「筑水梨」をもつ茨城県で生まれた青梨です。
親である幸水梨と筑水梨が赤梨なのに、なぜ子供である秋麗梨が青梨かというと、幸水梨も筑水梨も赤梨と青梨のハーフということが原因なのだと考えられます。
どういうことかというと、幸水梨の親は「菊水(青梨)」×「早生幸蔵(赤梨)」ですし、筑水梨の親は「八幸(青梨)」×「豊水(赤梨)」ですので、その遺伝子を受け継いだのかもしれませんね。
主な産地は熊本県で、秋になるとくまもんのシールが貼られた秋麗梨が出回ります。
秋麗梨の特徴
秋麗梨には下のような特徴があります。
- 見た目は悪い
- とにかく濃厚な甘味
- 果汁が多い
- 食感は柔らかめ
秋麗梨の特徴①見た目は悪い
秋麗梨の見た目はお世辞にも綺麗とは言えません。
秋麗梨は果皮にサビがでやすい品種なので、黄緑色と茶色がまだらになっている個体が多くあります。有袋栽培という栽培方法によってサビを抑えることができるようですが、そうすると今度は糖度が高くなりにくくなってしまうようです。
見た目が悪くても秋麗梨はとても食味の良い梨なんです。皮を切ると他の梨と同じように真っ白な果肉が現れるので見た目は気にしないでOKです。
秋麗梨の特徴②とにかく濃厚な甘味
秋麗梨はとても甘味の強い赤梨です。
秋麗梨の親は「筑水」と「幸水」という品種で、どちらも甘味の強い品種で、その影響を受けて秋麗梨も甘味が強いのだと考えられます。
梨は11度あれば甘いと言われている中で、秋麗梨の糖度は13〜14度とかなり高く、食べるとその濃厚な甘味の虜になってしまって他の梨が食べられなくなったという方も多くいます。
また秋麗梨は柿のような独特の風味があります。これは食べてみないとわからないと思いますので、気になる方はぜひ1度試してみてくださいね。
秋麗梨の特徴③果汁は多く食感は柔らかめ
秋麗梨は梨の中では柔らかめの品種と言えるでしょう。サクサクというよりはシャクシャクと柔らかめのりんごのような歯触りがします。
果汁が多くジューシーなので、一口噛むと口いっぱいに秋麗梨の果汁が広がります。
秋麗梨を農家直送で取り寄せる方法
鮮度抜群でおいしい秋麗梨を農家から直接取り寄せる方法を紹介します。
スーパーで買っても良いのですが、お店だと古く鮮度の悪い秋麗梨が陳列されていることもよくあります。
また、農家さんによって、栽培方法が違っていたりして、糖度の乗りが違います。
その点、農家直送で購入する場合は、直送なので鮮度はほぼ間違いないですし、私の経験上味も良いものばかりです。
気になる方は産地直送の秋麗梨をチェックしてみてくださいね。
※とても人気のある品種なので、タイミングによっては売り切れている可能性があります。
秋麗梨の選び方
秋麗梨の選び方を紹介します。他の赤梨にも共通することなので、この選び方を知っていれば赤梨を購入するとき失敗しなくなりますよ。
- 皮にハリがある
- 重量感がある
- お尻がふっくらしている
秋麗梨の選び方①皮にハリとツヤがある
鮮度がよくおいしい秋麗梨を選ぶときは、最初に皮の状態に注目しましょう。
梨は約88%が水分で構成されています。そのため鮮度が落ちてくると水分が蒸発し、皮にしわがでてきてしまいます。
持った時にハリがある秋麗梨は鮮度が良いので、そういった個体を選ぶと良いです。
また秋麗梨の場合、皮がスベスベとしているものの方が熟度が進み甘くなっている可能性が高いんです。逆に果皮がざらざらとしている梨は完熟しておらず、さっぱりした味わいとサクサクとした食感が魅力です。
お好みの熟度のものを選べるようになれば良いですね。
秋麗梨の選び方②重量感がある
次に、秋麗梨の重さをチェックしましょう。
これは皮にシワができていないかチェックするのと同じで、秋麗梨の水分が抜けて軽くなっていないか確認するためです。
ずっしりと重量感のある秋麗梨は果汁がたっぷりでおいしいですよ。
秋麗梨の選び方③お尻がふっくらしている
最後に秋麗梨のお尻の形に注目しましょう。
お尻というのはヘタの反対側の方のことを指します。梨はお尻がふっくらしている方が味が良いと言われています。
秋麗梨を選ぶときは、形もしっかりチェックして購入すると良いですよ。
秋麗梨の特徴・選び方・農家直送で取り寄せる方法まとめ
今回は秋麗梨の特徴、おいしいものの取り寄せ方、選び方を紹介しました。
夏から秋はおいしい果物がたくさん出てくるので、果物売り場で目移りしてしまいますよね。
私の中で「秋麗梨」はこの時期の果物の中でトップクラスに推している梨なので、ぜひみなさんに体験してほしいと思っています。
この記事をきっかけに秋麗梨を食べて「おいしい!」と感じていただけたらとても嬉しいです。
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