「新鮮でおいしいほうれん草を見分けられるようになりたい。選び方のポイントが知りたい。」
今回はこんな要望に答えていきます。
この記事で学べること
- 新鮮で美味しいほうれん草の選び方が分かる
- 八百屋の目利きのポイントを学んでいける
おいしいほうれん草の選び方


新鮮でおいしいほうれん草は、4個のポイントで見分けましょう。
- 鮮やかな緑色
- 葉に厚みがある
- 葉先がピンとしている
- 根本が赤い
それぞれ簡単に説明していきます。
葉が鮮やかな緑色で肉厚


鮮度がよくおいしいほうれん草を選ぶなら、葉先の状態をチェックしましょう。
ほうれん草に限らず、葉物野菜は収穫から時間が経つと、葉先がしおれたり変色し傷んでいきます。なので葉先までピンとしていて、全体的に鮮やかな緑色のほうれん草は鮮度が良い状態と言えるんです。
ただし、ほうれん草には葉がシワシワしている「ちぢみほうれん草」という種類もあります。これはそういう品種なのでシワがあっても問題ありません。


また、合わせて葉肉の厚さもチェックしておきましょう。葉肉の厚いほうれん草は食べごたえがあっておいしいですよ。
根本に赤みがある


ほうれん草の根本の色の赤みは品種によって異なりますが、同一品種であれば、赤みが強いものを選びましょう。
根本の赤みはマンガンの成分です。抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含むので捨てずに根の部分まで食べましょう。
ほうれん草の選び方でよくある質問(FAQ)
葉の色が濃いほうが栄養価が高いって本当?


はい、濃い緑色の葉は栄養がしっかり詰まっている証拠です。とくにβ-カロテンやビタミンCが豊富。葉がくすんでいたり黄色くなっているものは鮮度が落ちている可能性があります。
根元が赤いほうが良いと聞きましたが、なぜですか?
根元が鮮やかな赤色をしているほうれん草は、寒さにあたって甘みが増している証拠です。特に冬の露地物はこの赤みが濃く、アクが少なくて味がまろやかになります。
ほうれん草を食べると歯がギシギシするのが嫌です。ギシギシしないものを選ぶ方法はありますか?
歯がギシギシする原因は、ほうれん草に含まれる「シュウ酸」という成分によるものです。
アクが強い=シュウ酸が多い証拠で、特にハウス栽培よりも露地栽培のほうがギシギシしにくい傾向があります。アクが少ないものを選ぶなら「サラダほうれん草」がおすすめです。生で食べてもギシギシしにくいのでおすすめです。
冷凍のほうれん草でも栄養は取れますか?
はい、冷凍ほうれん草も収穫後すぐに凍結されているため、栄養価は意外と高いです。ただし、生のほうれん草のようなシャキシャキ感や香りはやや劣るので、炒め物やスープ向きです。


洗ってあるパック入りのほうれん草と束で売られているもの、どちらを選ぶべき?
時間がないときは便利ですが、風味や鮮度を重視するなら束売りのほうがおすすめです。洗浄・カットされたものは日持ちが短く、アクも抜けてしまうことがあるため、用途に応じて使い分けましょう。
【八百屋が教える】まずいほうれん草を避ける選び方【まとめ】


今回はおいしいほうれん草の選び方を紹介しました。ぜひ、スーパーでのほうれん草選びの参考にしてくださいね。




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