先日初めてクイーンルージュというぶどうを食べてみたんですが、個人的にはシャインマスカットを超えた!と感じるレベルでちょっと感動するくらいおいしかったので、もっとこのぶどうの魅力を広めたいと思うようになりました。
そこで今回はクイーンルージュの「特徴」「選び方」「農家直送で取り寄せる方法」を紹介していきます。
この記事で学べること
- クイーンルージュの特徴がわかる
- 農家直送でクイーンルージュを取寄せる方法がわかる
- まずいクイーンルージュを避ける選び方がわかる
クイーンルージュとは
クイーンルージュとは「シャインマスカット」と「ユニコーン」を親にもつ長野県で生まれたぶどうの品種です。
生まれた産地である長野県でしか栽培することができないようになっています。
2021年に品種登録されたばかりで、まだ生産量が少ない希少なぶどうです。
クイーンルージュの特徴
クイーンルージュには下記の特徴があります。
- 美しい大粒の赤ぶどう
- シャインマスカットを超える甘さ
- 種無しで皮ごと食べることができる
- ほのかなマスカット香
クイーンルージュの特徴1美しい大粒の赤ぶどう
クイーンルージュはその名の通り美しいルビーレッドの見た目が特徴的なぶどうです。
大粒の個体も多くあるので、見た目が良いだけでなく、1粒の食べ応えが抜群なぶどうでもあります。
クイーンルージュの特徴2シャインマスカットを超える甘さ
シャインマスカットはとても「甘味の強い」緑ぶどうですが、クイーンルージュはそのさらに上をいく甘さを誇る品種です。
もちろん個体差はあるもののシャインマスカットの糖度は20度前後と言われており、クイーンルージュの糖度は22〜23度とさらに酸味も控えめなので食べると口いっぱいに甘い果汁が広がります。さらに、さくらんぼのようなほのかな酸味があるおかげで濃厚な味わいになっています。
皮の渋みは全くないため、皮ごと食べてもその濃厚な甘さを存分に楽しむことのできる品種です。
クイーンルージュの特徴3種無しで皮ごと食べることができる
クイーンルージュはシャインマスカットと同じように種無しで皮ごとスナック感覚で食べることができるぶどうです。
他にも皮ごと食べられるという謳い文句のぶどうは多くありますが、それらの多くは皮に渋みがあったり、少し厚みがあったりで、食べられないことはないけど少し違和感が残るという品種も多くあります。
そんな中でクイーンルージュは、皮が薄く渋みがないので全く違和感なく食べることができますよ。
クイーンルージュの特徴4ほのかなマスカット香
クイーンルージュは非常に香りの良い品種でマスカット香と呼ばれる香りをまとっています。
マスカット香とは、リナロールと呼ばれる香気成分からなり、そのみずみずしく爽やかな香りは多くのフローラルや香水に使用されています。
クイーンルージュを手に入れたときは香りも楽しんでみてくださいね。
おいしいクイーンルージュを農家直送で取り寄せる方法
鮮度抜群でおいしいクイーンルージュを農家から直接取り寄せる方法を紹介します。
クイーンルージュは希少な品種なので、近所のスーパーで見つけるのは難しいと思います。
もし見かけたのであればスーパーで買っても良いのですが、お店だと古くて鮮度の悪いクイーンルージュが陳列されていることも考えられます。
その点、農家直送で購入する場合は、直送なので鮮度はほぼ間違いないです。また、農家さんがECサイトに登録する場合、一定の基準を満たしていないと審査に落ちてしまい出品することができない仕組みになっています。
なので、ECサイトに登録している農家さんは腕自慢ばかり。私の経験上、味も良いものが多いので安心して食べることができます。
気になる方は産地直送のクイーンルージュをチェックしてみてくださいね。
クイーンルージュの選び方
クイーンルージュを選ぶときは、5つのポイントをチェックしましょう。
- 皮にハリがある
- 軸が緑
- 皮に白い粉のがついている
- 実が密集している
- 皮の色をチェック
一つずつ簡単に説明していきますね。
クイーンルージュの選び方①皮にハリがある
まずはクイーンルージュの皮の状態に注目しましょう。
クイーンルージュは鮮度が落ちてくると、皮のハリがなくなり、しわがでてきます。
ぶどうの85%は水分で構成されていると言われています。なので、収穫から時間が経つと、水分が蒸発し皮にシワができて実のハリがなくなっていきます。
そのようなクイーンルージュは選ばない方が良いでしょう。
クイーンルージュの選び方②軸が緑色
クイーンルージュに限った話ではないのですが、ぶどうを選ぶときは、軸の色を確認しましょう。
私たち八百屋もぶどうの鮮度をチェックするときは、まず軸の色をみます。
鮮度の良いクイーンルージュの軸は緑色をしていますが、鮮度が落ちてくると茶色く枯れて徐々に黒ずんでいきます。
軸が変色したぶどうは私のお店では見切りなど値下げして販売していますが、普通に定価で販売しているお店もあります。
軸が緑色のクイーンルージュは鮮度が抜群というわけです。
クイーンルージュの選び方③皮に白い粉がついている
クイーンルージュの皮には、ブルームと呼ばれる白い粉がついている場合があります。
よく農薬と勘違いされがちなのですが、この白い粉は農薬ではなく、ぶどう自身から出てくる天然成分なんです。
農家さんはこのブルームがとれないよう慎重に収穫作業をしますが、それを農薬と間違われているとなると悲しいですよね。
ブルームは鮮度が良いクイーンルージュの証なので、しっかりブルームがついている個体を見かけたら心の中でガッツポーズをしてカゴの中に入れましょう。
クイーンルージュの選び方④脱粒していない
次にクイーンルージュの粒が脱粒していないかをチェックしましょう。
脱粒というのは、ぶどうの粒が軸から外れてしまうことをいいます。
その年の気候次第で脱粒しやすくなる年もあるという例外もありますが、基本的には鮮度が落ちてくるとクイーンルージュは脱粒していくんです。
クイーンルージュは比較的脱粒しにくい品種というイメージが私の中にありますが、念の為チェックをして粒が軸にしっかりくっついているものを選びましょう。
クイーンルージュの選び方⑤皮の色をチェック
最後にクイーンルージュの皮の色をチェックしましょう。
クイーンルージュは赤いぶどうなので、粒の基まで全体的にしっかりと赤色に着色したぶどうならまず大丈夫です。
色づきがよく、1粒1粒がずっしりと育っているクイーンルージュを選びましょう。
クイーンルージュの特徴・選び方・農家直送で取り寄せる方法まとめ
今回はクイーンルージュの「特徴」「おいしいものの取り寄せ方」「選び方」を紹介しました。
夏から秋はおいしい果物がたくさん出てくるので、果物売り場で目移りしてしまいますよね。
クイーンルージュは秋の果物の中でも最もおすすめできるといっても良いくらい素晴らしい品種なので、よかったら一度試してみてくださいね。
他にも「ぶどうを冷凍保存する方法と冷凍ぶどうの食べ方」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてください。
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