長ネギの選び方｜新鮮さを見分ける5つのチェックポイント【八百屋が解説】

「新鮮でおいしい長ネギを見分けられるようになりたい。選び方のポイントが知りたい。」

今回はこんな要望に答えていきます。

この記事で学べること

長ネギの選び方

新鮮でおいしい長ネギを選ぶときは、5つのポイントをチェックしましょう。

それぞれ簡単に説明していきます。

ネバネバの量が多い

おいしい長ネギを見分けるときは、緑の葉の中のネバネバが多いものを選びましょう。

緑の葉の中にあるネバネバは寒さに当たると生成される物質で、セルロースなどの糖が主成分です。ネバネバは加熱することで甘味に変わります。とろーり甘い長ネギを選ぶならネバネバの多い長ネギを選びましょう。

長ネギのネバネバには免疫力を高めるなどの効果も期待できますよ。

緑と白の境目がはっきりしているもの

長ネギは白い部分が日の光に当たると緑色に変わります。

長ネギは成長していく過程で伸びていくので、成長に合わせ盛り土をしていかないと白い部分に光が当たってしまいます。

白い部分と緑の部分の境目がはっきりと出ているな長ネギは、農家さんが丁寧に栽培している証拠です。

白と緑の境目を触ると弾力があるもの

長ネギは鮮度が落ちると水分が失われ萎びていきます。

鮮度がよくおいしい長ネギを選ぶなら、白と緑の境目に弾力があるものを選ぶと良いですよ。

触ってみて柔らかいものよりも適度に弾力がある長ネギは良いのですが、カチカチにかたいものは煮ても柔らかくならない場合があります。ですので、柔らかすぎるものやかたすぎるものは避けるようにしましょう。

葉の緑色が濃く葉先までピンとしているもの

鮮度の良い長ネギを見分けるときは、葉先の状態をチェックしましょう。

長ネギは鮮度が落ちてくると、緑の葉先の部分が枯れて茶色くなっていきます。葉先まで鮮やかな緑色のものを選ぶようにしましょう。

まっすぐ伸びているもの

私が仕事で長ネギの鮮度チェックをする際は、曲がっていないかチェックします。

長ネギは上に向かって伸びようとする性質があります。スーパーの陳列では横向きで陳列されている場合、時間が経つと長ネギは上に向かって成長しようとして次第に曲がっていきます。

まっすぐ伸びている長ネギは、陳列されてから時間が経っていない鮮度の証といえます。

長ネギの選び方でよくある質問（FAQ）

白い部分が長いネギのほうが良いの？

はい、白い部分が長いネギは「根深ネギ」と呼ばれ、甘みが強く、加熱するととろけるような食感になります。鍋物や焼きネギなど、加熱調理に向いています。白い部分がまっすぐで太いものを選びましょう。

太いネギと細いネギ、どちらが甘い？

太いネギのほうが甘みが強く、加熱したときにとろっとした食感になります。ただし、細いネギは繊維が少なく、生で食べても辛みが少ないので、用途によって使い分けるとよいでしょう。

カット済みの長ネギと一本もの、どちらが鮮度が良い？

一本ものの方が鮮度を保ちやすいです。カット済みのネギは切り口から乾燥や酸化が進みやすく、香りも抜けやすくなります。料理直前に自分でカットする方が、風味を損なわずに楽しめます。

葉の先が枯れているネギは鮮度が落ちてる？

その通りです。葉先が乾いていたり、黄色くなっているものは収穫から時間が経っています。葉の緑が濃くてピンと立っているもの、白い部分がみずみずしいものが新鮮です。

夏と冬でネギの味は変わるの？

はい、冬に出回るネギは寒さにあたって甘みが増し、特に白い部分がやわらかくなります。夏のネギは辛みがやや強いですが、香りが立つため薬味として使いやすいです。季節に合わせて使い分けると、より美味しく楽しめます。

長ネギの選び方【まとめ】

今回は新鮮でおいしい長ネギの選び方を紹介しました。ぜひ、スーパーでの長ネギ選びの参考にしてくださいね。