シャキシャキの食感と、淡白な味わいの中にもほのかな甘味がある白菜。鍋物、漬物、煮込み料理、炒めものなど、様々な用途で使える便利な野菜ですよね。そんな白菜は個体によって糖度が異なる野菜です。せっかくなら鮮度がよく、ひときわ甘くて甘いものを選びたいですよね。
そこで今回は「鮮度が良くおいしい白菜の選び方や見分け方」を紹介していきます。
この記事を最後まで読んで、白菜をたくさん食べていただけると嬉しいです!

八百屋歴10年目の青髪のテツです。野菜の本
白菜を 1 玉の選び方


白菜をまるごと1玉買うときの選び方を紹介。
- ずっしり重い
- 葉先が乾いている
- 芯の切り口が白い
- 葉脈が左右対象
ずっしり重い
白菜をまるごと買うときは、大きさの割に重量感のあるものを選びましょう。
「白菜は重いものを選んだ方が良い」ということは聞いたことがある方は多いと思いますが、その理由は「重い方が量が多くたくさん食べることができるから」という訳ではありません。実は白菜は重ければ重いほど糖度が高いんです。
私は商品を入荷するたびに時間があるときは糖度を測っているのですが、実際に白菜やキャベツはずっしりと重量感があるものの方が糖度が高い傾向があります。



数個持ち比べてみてずっしりと重量感のあるものを選びましょう。
葉先が乾いている
甘くておいしい白菜を見分けるときは、葉先の状態もチェックしましょう。
葉先が傷んでいるものは論外なのですが、葉先が乾燥している白菜は甘味増している傾向があります。
白菜は、葉先が乾いているものを選びましょう。
底の芯の切り口が白いもの
新鮮な白菜を選ぶときは、白菜の芯の切り口をチェックしましょう。
野菜は収穫時ヘタや芯をカットされます。その切り口の色や状態である程度鮮度を見分けることができます。
白菜は、収穫時に芯をカットされます。
芯の切り口が白くみずみずしければ、まだ新鮮な状態です。逆に黒ずんでいたり、乾燥しているものは収穫から時間が経っています。
新鮮な白菜を選ぶなら、芯の切り口が白くみずみずしいものを選びましょう。
葉脈が左右対象
これは農家さんに聞いた白菜の選び方なのですが、葉脈が左右対称の白菜は、畑で健康に育ち、成長に偏りがなく美味しい証拠と教えて頂きました。
白菜を買う時は葉をよくみて、葉脈が左右対称のものを選びましょう。
カット白菜の選び方


野菜はどうしてもカットすると傷みやすくなるので、なるべく新鮮なものを選びたいですよね。
カットされた白菜は、3個のチェックポイントで見分けましょう。
- 葉がぎっしりと詰まっている
- 切り口が平らなもの
- 切り口が黄色いもの
葉がぎっしりと詰まっている


甘いカット白菜を選ぶときは、切り口の状態をチェックしましょう。
白菜は冬になると、厳しい寒さで自身の水分が凍結しないように、糖分を生成し氷点を下げます。
葉がぎっしりと詰まっている白菜は、冬の寒さから身を守るために糖をしっかり蓄えた証拠です。
切り口が平らなもの


白菜は、切り口が平らなものを選びましょう。
野菜は収穫されて、お店に運ばれ半分に切られても、まだ生きて成長を続けているんです。
白菜も同じでまだ成長しているので、カット後時間が経つと切り口が成長し盛り上がってきます。
切りたてで鮮度のいい白菜を選ぶなら、切り口が平らなものを選びましょう。
切口が黄色いもの




「カットされた白菜は、切り口が緑色のものよりも、黄色いものの方が鮮度が良いんです」
※お店によく出回る一般的な品種の場合です。
こう伝えると「えー!緑色の方が新鮮だと思ってた!」と驚かれることがよくあります。多くの葉物野菜は、最初緑色で徐々に黄色く変色していくので、そのような勘違いが起きても仕方ないのかなと思います。
毎日白菜を切っているスーパーの店員だからこそわかることですが、切りたての白菜の切り口は黄色いんです。
白菜は切られても生きているので、お店の照明で光合成をして緑化していきます。なので陳列されて半日も経つと上のような切り口が緑色の白菜ができあがるというわけです。
まとめ


今回美味しい白菜の選び方を解説しました。
どうせ野菜を買うなら美味しいものを選びたいですよね。
八百屋歴10年の私が運営するtetsublogでは様々な野菜の選び方や保存方法などを紹介しています。
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