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【かぼちゃ】おいしいものの選び方や見分け方を八百屋が教えます

カットかぼちゃ

ホクホクとした食感と適度な甘味が特徴のかぼちゃ。煮物やかぼちゃサラダ、ポタージュにしてもおいしく頂けますよね。そんなかぼちゃ、実は鮮度がいいほどおいしい野菜…というわけではありません。甘くてホクホクとしたかぼちゃを選ぶには知っておかなくてはいけないことがあります。

そこで今回は「おいしいかぼちゃの選び方や見分け方」を紹介していきます。この記事を最後まで読んでかぼちゃをたくさん食べていただけると嬉しいです!

青髪のテツ

八百屋歴10年目の青髪のテツです。野菜の本を出版しています。

目次

おいしいカボチャの選び方

おいしいかぼちゃの選び方

カボチャは鮮度が良いモノではなく、収穫後時間が経った完熟したモノを選びましょう。

実際八百屋で仕事をしているとお客様から「調理が悪いのか、選んだカボチャが悪いのかわからないけど、カボチャが水っぽくて料理がびちゃびちゃになった。」このような質問をたまに受けます。

カボチャは夏の終わりに収穫した後、1〜2ヶ月熟成させる必要があります。この工程ででんぷんが糖に変換され、完熟し、甘くホクホクとしたおいしいカボチャになります。

逆に甘味が足りなかったり、ベチャベチャしたカボチャは熟成の工程が足りないか、収穫のタイミングが早かったかどちらかが原因の場合が多いんです。

それでは完熟したおいしいカボチャの選び方を説明していきます。

まるごとカボチャの選び方

カボチャは重いものを選ぶ
  • 皮の一部が濃いオレンジ色
  • ヘタが乾燥しコルク質になっている
  • 皮がかたい
  • ずっしり重い

皮が濃い緑色で変色している部分が濃いオレンジ色のモノを選びましょう。変色した部分は地面と設置していて日が当たらなかった部分。

生産者の方がこまめに天地変えをしていると色ムラはでにくいですが、日が当たらなかった面は中の果肉と近い色をしているので、そこが濃いオレンジのモノを選ぶと中身が完熟している可能性が高いんです。

カボチャは皮の一部がオレンジのモノを選ぶ
カボチャは皮の一部がオレンジ色のモノを選ぶ

また、ヘタが乾燥し、ひびの入ったコルクのようになっているモノ、皮が固くずっしりと重いモノは適正なタイミングで収穫された完熟の証です。

少しでも早く収穫してしまうと、未熟な状態のかぼちゃとなり甘みが薄く水っぽくなってしまいます。

カボチャはヘタがコルク質のモノを選ぶ
カボチャはヘタがコルク質のモノを選ぶ

また、ヘタの周りが凹んでいるかぼちゃや、形がキレイで左右対称なかぼちゃは生育状況が良く良品とされています。

カボチャはヘタ付近が窪んでいるモノを選ぶ
カボチャはヘタ付近が窪んでいるモノを選ぶ

カットされたカボチャの選び方

カットかぼちゃの選び方
  • 果肉が肉厚
  • 果肉が濃いオレンジ色
  • 種がふっくら太っているモノ

おいしいカットかぼちゃを選ぶときは、果肉が肉厚で皮付近まで濃いオレンジ色のモノを選びましょう。オレンジ色はβカロテンの色です。なるべく濃いオレンジ色のかぼちゃを選びましょう。

種がふっくら太っているモノは完熟しているカボチャが完熟の証です。カットされたかぼちゃの場合は、種の形もチェックして選びましょう。

かぼちゃの種

ホクホクし美味しいカボチャを選ぶなら果肉の厚さ、色、種をチェックしましょう。

またカットカボチャはすぐに鮮度が落ちますが、ワタの部分から傷みやすく夏場はすぐカビがくるので要注意です。傷んだモノを避けるためにタネとワタの部分はしっかり見ておきましょう。

また切り口の部分が白く変色しているものを避ける方が多いですが、これはでんぷんが結晶化したモノで食べても全く問題ありません。むしろ切ってすぐ白く変色するものは糖度が高い証拠。

【八百屋が教える】おいしいカボチャの選び方【まとめ】

今回はおいしいカボチャの選び方を解説しました。

どうせ買うならおいしい野菜を買いたいですよね。

他にもカボチャに関して色々記事を書いているのでそちらもチェックお願いします。

八百屋10年目の私が運営するtetsublogでは様々な野菜の選び方や保存方法などを紹介しています。

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この記事を書いた人

はじめまして、tetsublog運営者のてつやです。
●八百屋歴10年目
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