
おいしいカボチャの選び方が知りたい。
今回はこんなカボチャの選び方について悩んでいる方の疑問に答えていきます。
カボチャは煮物にサラダ、スープにしてもおいしい優秀な野菜ですよね。
カボチャはおいしいだけでなく様々な栄養が豊富なんです。下ツイートの画像を見ると南瓜が栄養豊富な野菜ということがよく分かるはず。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維などの栄養が多く入っており、老化防止、冷え性予防、血液サラサラ効果、辛い首や肩のコリを予防するなど、様々な嬉しい効果が期待できるため積極的に食べたい野菜の1つ。
そんな栄養豊富なカボチャだが、単純に鮮度の良い綺麗そうなものを選べばおいしいというわけではない。カボチャは他の野菜と比べてもおいしいモノの見分け方は難しいのでこの機会に覚えておきましょう。
おいしいカボチャの選び方
カボチャは鮮度が良いモノではなく、収穫後時間が経った完熟したモノを選びましょう。
実際八百屋で仕事をしているとお客様から「調理が悪いのか、選んだカボチャが悪いのかわからないけどカボチャが水っぽくて料理がびちゃびちゃになった。」このような質問をたまに受けます。
カボチャは夏の終わりに収穫した後、1〜2ヶ月熟成させる必要がある。この工程ででんぷんが糖に変換され、完熟し甘くホクホクとしたおいしいカボチャになります。
逆に甘味が足りなかったり、ベチャベチャしたカボチャは熟成の工程が足りないか、収穫のタイミングが早かったかどちらかが原因の場合が多い。
つまり、カボチャ料理がビチャビチャしてしまうのは完熟してないカボチャを選んでしまっている可能性が高いんです。
それでは完熟したおいしいカボチャの選び方を説明していきます。
まるごとカボチャの選び方

- 皮の一部が濃いオレンジ色
- ヘタが乾燥しヒビが入ったコルク質になっている
- 皮がかたいモノ
- ずっしりと重いもの
皮が濃い緑色で変色している部分が濃いオレンジ色のモノを選びましょう。変色した部分は地面と設置していて日が当たらなかった部分。
生産者の方がこまめに天地変えをしていると色ムラはでにくいですが、日が当たらなかった面は中の果肉と近い色をしているので、そこが濃いオレンジのモノを選ぶと中身が完熟している可能性が高いんです。

またヘタが乾燥しひびの入ったコルクのようになっているモノ、皮が固くずっしりと重いモノは適正なタイミングで収穫された完熟の証。少しでも早く収穫してしまうと未熟状態のカボチャとなり甘みが薄く水っぽくなってしまう。

またヘタの周りが凹んでいるモノ、形がキレイで左右対称なモノは生育状況が良く良品とされている。

カットされたカボチャの選び方

- 果肉が肉厚
- 果肉が濃いオレンジ色
- 種がふっくら太っているモノ
果肉が肉厚で皮付近まで濃いオレンジ色のモノ、種がふっくら太っているモノは完熟しているカボチャが完熟の証。ホクホクし美味しいカボチャを選ぶなら果肉の厚さ、色、種をチェックしましょう。
またカットカボチャはすぐに鮮度が落ちるが、傷んだモノを避けるためにタネとワタの部分はよく見ておこう。カボチャはワタの部分から傷みやすく夏場はすぐカビがくるので要注意。
また切り口の部分が白く変色しているものを避ける方が多いですが、これはでんぷんが結晶化したモノで食べても全く問題ありません。むしろ切ってすぐ白く変色するものは糖度が高い証拠。
【八百屋が教える】おいしいカボチャの選び方【まとめ】
今回はおいしいカボチャの選び方を解説しました。
どうせ買うならおいしい野菜を買いたいですよね。
他にもカボチャに関して色々記事を書いているのでそちらもチェックお願いします。
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