春になると出回る新じゃがいも。なんとなく「新」がつくとおいしそうな感じがするし、旬の食材っていいよねって感覚で選んでいる方も多いと思います。せっかくならそれぞれの特徴や違いを知っておくといいですよね。
そこで今回は「新じゃがいもと普通のじゃがいもの違い」について紹介していきます。
新じゃがいもとは


新じゃがいもは春から初夏にかけて、収穫されて出荷されるじゃがいもの総称です。
普通のじゃがいもと比べると皮の色が薄く、小粒な個体が多くあります。
普通のじゃがいもと品種が違うわけではなく、収穫時期と収穫方法、貯蔵方法が異なります。
新じゃがいもは普通のじゃがいもよりも早いタイミングで収穫されます。具体的には葉が黄色くなった状態ですぐに収穫されるんです。
そして収穫されると貯蔵されることなく、すぐに市場に出荷されるんです。



新じゃがいもは九州産のものが市場の大半を占めています。
普通のじゃがいもとは


一方普通のじゃがいもの場合は、葉が枯れるまで土の中で熟成されて、収穫されてからさらに長期貯蔵されてから出荷されます。



新じゃがいもと比べると、皮の色が濃く、品種にもよりますが大玉の個体が多くあります。
普通のじゃがいもは北海道産のものが市場の大半を占めています。また北海道産のじゃがいもはじゃがいも全体(新じゃがいもを含む)の中で70%以上のシェア率を占めていますので、年間の7割くらいは普通のじゃがいもが流通しているわけです。
新じゃがいもと普通のじゃがいもの特徴の違い


新じゃがいもと普通のじゃがいもは、味も大きく違います。
新じゃがいもは熟成の工程を省いている分、淡白な味わいで水分量が多いんです。その分皮が薄く、柔らかいというメリットがあります。
普通のじゃがいもは、土の中や貯蔵の段階でしっかり熟成されているので、味がしっかりしています。その分皮が厚く皮が食べにくいというデメリットもあるんです。
新じゃがいもと普通のじゃがいもの料理の使い分け


新じゃがいもと普通のじゃがいもはそれぞれ特徴があるので、向く料理と向かない料理があります。
新じゃがいもは皮が薄く、皮ごと食べやすいので皮ごと食べる料理に最適です。


「新じゃがいもを使ったオーブンポテトのレシピ」という記事を別で書いているので、気になる方はそちらも読んでみてください。
一方普通のじゃがいもは、煮物やグラタンなど味の強い料理に入れても、負けないくらい味がしっかりしているので、そういった味の濃い料理に使うと良いですよ。


新じゃがいもと普通のじゃがいもの違いまとめ


今回は「新じゃがいもと普通のじゃがいもの違い」について紹介しました。
今回の記事を参考にして、新じゃがいもと普通のじゃがいもをうまく使い分けていただけると嬉しいです。
他にも「鮮度の良いじゃがいもの選び方」や「じゃがいもを長持ちさせる保存方法」の記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。






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