
野菜買う時どんなのを選んだらいいかわからん。店員さん見分け方を教えて。
今回はおいしい野菜の見分け方についてスーパーの青果部11年目の私が解説していきますね。
結論からお話すると、おいしい野菜の見分け方は品目によって全く異なります。
例えば、キャベツはずっしりと重い方がいいですが、似たような野菜のレタスはふわっと軽い方が味がおいしいんですよね。
以前私はTwitterでこんなツイートをしました。
このツイートが答えではあるんですが、文字が小さく少し見づらいのと、補足したい情報がいくつかあるので、Twitterをやっていない方のためにもより詳しく野菜の見分け方を書いていきます。
上の私のツイートか、この記事をブックマークしておくことで、今後あなたの人生で不味い野菜を選ぶことがなくなりますよ。(大袈裟ですがほんとに)
おいしい野菜の見分け方
おいしい野菜の見分け方を品目別に解説していきます。
きゅうり
- ハリがある
- 太さが均一
- 緑色が濃い
- 先端とお尻が固い
- ヘタの切口の鮮度がいい
- 皮のイボがしっかりある
- 振っても真っ直ぐピンとしている
おいしいきゅうりを見分けるときは皮をよくみましょう、しっかりイボがついているものがおいしいですよ。


また、私がスーパーの仕事の中で、鮮度の悪いきゅうりを見分ける時は、先端とお尻を見ます。
先端やお尻が透明になっているものは傷んでいるので要注意。
あと、軽く振ってみてぐにゃぐにゃしてるのは論外です。ただ振りすぎると注意されるかもです笑
トマト
- 実が固い
- ずっしり重い
- ヘタが濃い緑色
- 真っ赤に色づいている
- お尻にスターマークがある
有名ですが、お尻の白いスターマークがあるトマトは糖度が高くおいしいので、そこもチェックしておきましょう。


果物なんかもそうですが、重いほど中の果汁がしっかり入っていておいしいですよ。
私が鮮度の悪いトマトを見分けるときは触ってみて柔らかくなってないかをみます。
少しでもぶよぶよしているトマトは見切りにしてます。
ピーマン
- 軸が太い
- 皮が厚い
- ハリがある
- 弾力がある
- ヘタの切口が新鮮
ピーマンは肉厚なものほど食べ応えがあっておいしいですよね。
なので、触ってみてハリや弾力があるものを選びましょう。


私が鮮度の悪いピーマンを見分けるときは、ヘタを見ます。
ヘタの部分から傷むことが多いので袋に数玉入っているピーマンも全てチェックしてます。
なす
- 首が太い
- トゲがある
- 皮の緑色が濃い
- ずっしりと重い
- ヘタの切口が新鮮
おいしいナスを見分けるときはヘタの棘をチェックしましょう。
痛そうな棘があるほどおいしいので、棘がある茄子を選びましょう。(品種によって棘がないものもあります)


ほうれん草
- 茎が太い
- 葉肉が厚い
- 葉にしわがある
- 葉脈が左右対称
- 根本の赤みが強い
- 葉の緑色が濃い
ほうれん草農家さんに、おいしいほうれん草の見分け方を教えてもらいました。
去年試しましたがこれを葉面散布したら1週間で葉色も艶も良くなり、厚さも出ましたが味は主観的に変わりませんでした。
— あす菜【えだまめひろしは6月から出荷】 (@edamamehiroshi) April 9, 2021
美味しいほうれん草は見た目ではわからない!っていうのが僕の結論です。しかし葉にシワがあるほうが味は濃い印象はあります pic.twitter.com/arCHaDcYB7
農家さんいわく、ほうれん草は一般的においしいと言われている根本の赤みや葉の緑が濃いという見分け方では味に大差なく、敢えて言うなら「葉にしわがあるものが味が濃くておいしい」ということでした。
数々のほうれん草を食べてきた農家さんの意見が一番参考になるだろうと許可を頂いて引用させて頂きました。
ブロッコリー
- 紫がかっている
- 茎の切口の鮮度がいい
- 蕾の中央が膨らんでいる
- 蕾が硬く引き締まっている
- 陳列台との設置面は傷みやすいので注意
紫がかっているブロッコリーは等級が下がるのですが、アントシアニンが豊富で甘いのでおすすめです。
これまで、緑色のブロッコリーを選んでいた方は紫がかっているものを選ぶといいですよ。
鮮度が悪いブロッコリーを見分ける際は、陳列大との設置面が傷みやすいということと、蕾の色が黄色く花が咲き始めてるのはダメなのでその2点を見ます。
キャベツ
- 緑色が濃いもの
- ずっしりと重いもの
- 外葉が綺麗なもの
- 軸の切口が新鮮なもの
- 1/2の場合切口が黄色いのもの
1/2は切口が黄色い方がいいというのは下のツイートを読んで頂けると理解しやすいはずです。
こちらは白菜のツイートですが、これと同じように、キャベツも切り口が緑色のものは陳列されてからお店の蛍光灯に当たった時間が長く光合成で変色しています。
なので、キャベツも白菜も切り口は黄色い方が新鮮ですよ。
レタス
- ツヤとハリがあるもの
- 大きさの割に軽いもの
- 芯の切口が10円玉大
- 葉がみずみずしいもの
- 切口がピンク色はダメ
おいしいレタスを見分けるポイントは、見た目の割りにふわっと軽いものを選ぶこと。
実際買って試してみましたが、巻きが緩く詰まりすぎていないものの方が、嫌なクセがなくおいしいですよ。


軸の切口や、1/2カットの切口がピンクに変色しているものは刃を入れてから時間が経っている証拠なので避けましょう。
レタスについてもっと詳しく知りたい方は、レタスの保存方法と選び方の記事も読んでみてください。
たまねぎ
- ずっしりと重みがあるもの
- 硬く締まっているもの
- 傷がないもの
- 球型に近いもの
- 皮が乾燥しているもの
おいしい玉ねぎの見分け方は、下の画像のような球型で傷がないものを選びましょう。


新玉ねぎの場合、基本的には一緒ですが、皮が乾燥しているものはよくないので注意してください。
どちらも頭の部分から傷みがきやすいので、先端を押して柔らかくなっていないか確認するといいですよ。
じゃがいも
- 皮の表面がなめらかなもの
- 硬く締まっているもの
- 大きすぎないもの
- 緑がかっているものはダメ
おいしいじゃがいもの見分けるときは、皮をチェックしましょう。
新じゃがいもは皮が薄く指で剥がれそうなものがおいしいですよ。


鮮度が悪いじゃがいもを見分ける時は、皮の色をみましょう。
皮が緑に変色していることがありますが、緑色はじゃがいもの芽と同じく毒素なので選ばないように気をつけましょう。
にんじん
- 皮のオレンジ色が濃いもの
- 表面に傷がないもの
- 先端が丸いもの
- 切口が変色していないもの
- 軸が小さいもの
おいしいにんじんを見分ける時は、皮の色をチェックしましょう。
濃いオレンジ色のにんじんほど、甘味が強くおいしいですよ。
また、軸が小さいほど、味がいいので合わせてそちらもチェックしてください。
悪いにんじんを見分ける時は、皮が乾燥していないかをチェックしましょう。
陳列後時間が経つと、皮のみずみずしさがなくなり乾燥してきます。
さつまいも
- 皮の色が均一なもの
- 皮にツヤがあるもの
- 細くないふっくらとした形
- 切口に蜜がでているもの
- 表面に傷がないもの
おいしいさつまいもを見分けるときは、蜜がついていないかチェックしましょう。
品種にもよりますが、紅はるかなどの甘くておいしいさつまいもは、黒い蜜が切口や皮についています。


悪いさつまいもを見分けるポイントは、切口にカビが入っていないかチェックしましょう。
担当者によっては、カビが生えた切口をカットして正規で販売する基準が低い人もいるので、カビ臭いさつまいもを買ってしまったときは、今後そのお店を利用しない方がいいかもしれません。
おいしい野菜の見分け方・選び方【まとめ】
今回は、おいしくて鮮度のいい野菜の見分け方について紹介しました。
参考になった方は、ぜひブックマークをして、買い物の時に確認してみてくださいね。
その他にも、このような記事を書いているので気になる方はこちらも読んでみてください。


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